#6 出会いと仲間
どうも黒艶日暮です。
クエストで大蛇を倒しに向かったベノたち。
そこにいたチャイナ服少女の正体は何なのか。
試練で培ったベノの戦闘能力の一端が今、明かされる!
大蛇に襲われている少女を助けるために大蛇に近づいてみると、その体はとてつもなく硬そうな装甲に覆われていた。
(どうしよう、僕の毒じゃ体内に影響を及ぼせても装甲を溶かすことはできない…助けられるのか…?)
エルがすっと前に出て言った。
「『毒』の解釈を変えるのです。何も天然毒:トキシンのみが毒ではありません。ポイズンには酸や塩基も含まれますよ。毒精製:硝酸」
エルがタイタンアナコンダの胴に粘度を上げた酸を投げるとジュワッと生々しい音をあげて一部装甲が剥がれる。
あ、標的が僕たちに変わった。
走って逃げながらエルに聞く。
「毒を酸性にするのってどうするの?」
「ノリです」
「ノリ⁉︎」
「作りたい毒を深くイメージすることで種類はもちろん、粘度や強さも自由自在です」
「毒精製:硫酸!!」
粘度マシマシの濃硫酸だ、成功しているなら。
狙うはピット器官。
ピット器官とは、ヘビが獲物の熱を感知するためのものだ。
これを溶かすことで僕たちを認識できなくさせるのではないかと思ったのだ。
そして作戦は成功。痛みで悲鳴を上げながらキョロキョロとあたりを見回して僕たちを探している。
「助かりました!あとは私に任せてください‼︎」
チャイナ少女が飛び出して、タイタンアナコンダの胴体を1発、2発、3発。
メキョッと鈍い音を立ててタイタンアナコンダが倒れる。もう放っておいてもすぐに絶命するだろう。
少し引いた目線でタイタンアナコンダを眺めていると、チャイナ少女が話しかけてきた。
「私のパーティメンバーになってください!」
エルと目を合わせて首を傾げる。
パーティって言ったら異世界でよくある冒険のチームだよな?ギルドではパーティ限定のクエストなどもあるがそれが目当てなのだろうか。
あの少女はすこぶる戦闘力は高そうだしギルドの会員と見て間違いないだろう。この世界の案内役も欲しいところだし仲間になるのもあるいはいいかもしれない。
そんなふうに考えていると、木陰から上裸で青白い肌の大男が現れた。
「お〜バト、終わったか?」
「いたんだ!見てないで助けてよ!!あ、こちら私の相棒のシヴァっていいます。それで私はバトといいます」
「ベノだ。もし本当にパーティの仲間になる時はよろしく」
「サマエルです。エルと呼んでください」
「こちらこそよろしくお願いします。そうそうベノさん、あなた転生者ですよね?」
………え?
いかがでしたか?
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ところでタイタンアナコンダ、元々タイタンボアという名前にしようと思っていたんですが、これティタノボアじゃん!ってなって今に至りました。
ではまた次の話でお会いしましょう!




