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最終話 世界

どうも黒艶日暮です。

無事、完結しました。

今まで読んでいただいてありがとうございました。

 ジャンヌが意識を取り戻した。

「ジャンヌ…私のこと…覚えてる?」

「うん、アマテラスだよね…」

「じゃあ自分のことは?」

「私は…ジャンヌ・ダルク、あれ?いや、ファイだっけ…」

「どっちも正解だよ」

「?…!思い出した‼︎私…無辜の民を殺したりしていないかい?」

「そこは大丈夫、全部私が止めたよ」

「…!本当に…ありがとう…皆さんも迷惑をかけた」

「ところでトールたちは何で協力していたんだ?」

 とホルスが言った。

「おい、いつの間に復活しやがった⁉︎」

「ああ、俺の風神ノ目(ホルス・アイ)で回復させた」

「利害が一致したからだ。初めて会った時に我々に交渉を持ちかけてきたのだよ。『この世界をぶち壊そう』と。我が主人のエレクもそれを望んでいた」

「一応聞いておくがなぜですか?」

「そこからはエレク本人が言うことだ」

「あ?いいたくねぇよ」

「言わなくてもボクが脳内覗いちゃうぞ♡」

「あーわかった言えばいいんだろ‼︎アタシが転生する前な、生きてた場所が紛争地隊だったんだよ。そんでアタシは女だけど体格が良かったから軍隊に入れられて戦死した。そっから転生した先でもまた戦争だった。だからこんな世界消えちまった方がいいと思ったんだ。だからあの神、イゼクを殺せば世界の秩序が崩壊すると思った。陳腐で浅はかな思考だろう?嗤うなら嗤えよ」

 人影が急に現れた。イゼクだ。

「そういうことだったのですね。不満を口に出してくれたら良かったものを」

「あ?アンタが何でここにいるんだよ」

「神が下界に降りることの何が不思議なのですか?」

「チッ、そんでどういうことだよ、不満を言えば良かったって、アンタと接触する機会もないのにどうやって言えば良かったんだい」

「直接じゃなくても大丈夫ですよ。私はこの世界の全てを把握しているので。人の思考までは読めませんが。さらに言えば転生者と相棒たる神はアンタッチャブルでそれら二人については私は一切干渉できません。つまりあなたはトール意外ももっと頼るべきだったのです。ファイ、いえ、ジャンヌともろくに会話していなかったでしょう。それに私を殺したところで後続が仕事を引き継ぐだけです。酷ですが、あなたたちの行いは無駄でした」

「だからとは言えアタシは後悔していないぜ」

「私は、まあ申し訳ない気持ちでいっぱいです…エレクさんも巻き込んでしまってすみません」

「謝るなよ、後悔していないって言っただろ‼︎」

「それでは私は天界に帰ります。以後同じようなことが起こらないように転生者を追加するのは慎みましょう。あなたたちは一度死んだ身、元の世界に帰すことはできませんが私の手で安らかに眠らせることは出来ますが、どうしますか?」

「私はこの命でせめてもの償いをするよ」

「アタシもわざわざ死ぬ趣味はねぇ」

「分かりました、それでは皆さん達者で。とは言えいつもあなたたちのことは見守っていますが」


 そう言い残してイゼクは消えていった。


「転生者を増やしていけば、あんな反乱分子も生まれるのですか。次はバグを必然的に起こす実験でもしてみましょうか。とは言え私も誇りというものはあるのであの世界に追加するのはやめておきましょう。サンプルΔ(デルタ):神の干渉権限排除、と。それでは次の実験世界はε(イプシロン)にしますか」


−完−

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個人的にバッドエンド大好きです。それと同じくらいハッピーエンドも好きです。

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