#16 覚醒と蛇
どうも黒艶日暮です。
この一週間くらい死ぬほど忙しくて2日連続更新ができませんでした。
まじで文化祭直前の一週間に小テスト大量に実施するのやめてほしい(涙)
ハスタと対戦を初めてから早20分、勝利の糸口は依然つかめそうになかった。
(全く何なんですか、あいつの能力は!どう言う仕組みで私を気絶させているんですかね?)
「もう出来ることはやり尽くした感じ?思ったより脆かったねぇ、じゃ、そろそろ負けを認めて貰おうか」
投げナイフで手を地面に縫い付けられる。さらにもう一本、胸を狙ってナイフが投擲される。
審判が唖然とした顔で見ている。
(このまま死んでしまうのでしょうか…)
(嫌だ‼︎まだ死にたくない‼︎)
その瞬間、流れた血が煌めき、一本の塊となった。
その物体は、蛇の様な見た目をして蠢いていた。
元論これは神の奇跡、その名も「神ノ悪意」
蛇が伸び、ナイフに噛み付く。そして再び蛇が顎を開けた時、出てきたのはドロドロに溶けた、元ナイフだった物体であった。
「何だよそれ…!あーもうめんどくせぇっ!黄衣ノ王‼︎」
(これってもしかしなくても神の奇跡ですよね…!じゃああいつは何の神…ハスト、もしかして、ハストゥール⁉︎)
これは厄介なのが黄泉帰ってしまいましたね、と事案する。
(と言うことはハストゥールは波属性の神、よって精神攻撃が得意、と言うわけですね、早く黄衣ノ王とやらを警戒しなければ…!)
「ねぇねぇ、キミ精神攻撃警戒したよね?その時点でキミの負けなの、ブラフだよ。本命は体液を振動させる攻撃だよ」
波属性とは、一般的に脳波に干渉する属性だと思われているが、振動や世界の法則にすら干渉しうる最強且つ扱いづらい属性なのである。
その瞬間、サマエルの体は痺れて動けなくなった。
「…まだ!喰らえ‼︎神ノ悪意‼︎」
ハストゥールの頭上を紅い蛇が襲う。
「無駄だよ!」
そう言って波で蛇を弾く。だが…
「は?」
ハストゥールの足には掻き消したはずの蛇が噛み付いていた。
「最初に飛ばした蛇は毒精製で作ったハリボテですよ。本命は地を這わせた神ノ悪意です。こう見えて私、狡猾なんですよ、楽園から戯れでニンゲンを追い出せるくらいにはね」
サマエルとは、旧約聖書でアダムとエヴァを唆して智慧の実を食べさせた張本人である。
そしてハストゥールの足が紫色になっていく。
「今負けを認めたら解毒してあげますよ?」
「ふん、今回は負けでいいよ。もう戦うの面倒だし。でも覚えとけよ、この程度の毒、僕には効かないってことをね♪」
ハストゥールの足が今まで通りの血色のいい足へと戻っていく。
「ハストゥールの棄権により、勝者サマエル‼︎」
と審判が高らかに宣言した。
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ところで急ですが、書きたい話が同時に2作品できてしまったのでそろそろこの連載を締めようと思っています。
最後までよろしくお願いします。
また次の話でお会いしましょう!




