#14 雷と苦戦
どうも黒艶日暮です。
昨日は用事が重なってかなり忙しかったので更新できませんでした。
これからもかなり忙しいので更新できない日があるかもしれませんがよろしくお願いします。
そこからもサマエルとシヴァの快進撃は続いた。
そして一週間後、遂にランクマッチの最上位、ブラックランクまで辿りついた。
「やっとここまで来たか。まあ大した相手はいなかったな」
「同感です。でも油断は禁物かと」
そして対戦カードが発表された。
サマエル対ハスト
シヴァ対トール
これを見て、シヴァは戦慄した。
「おいおい、まさかトールってあのトールじゃねぇだろうな…」
そして試合は始まる。シヴァの相手は赤髪の大男だ。
「只今よりブラックランクの試合を行う。両者、礼!初めっ!」
そうして戦いの火蓋は切られた。
「なあトールさんよ、初めは一旦素手で闘らね?」
「む?別にいいが我の権能は使うぞ?」
「じゃ、それはお互い様ってことで」
そう言い、単純かつ壮絶な喧嘩が行われる。
(トールって北欧のあの“雷神”トールだよな、だとしたら手加減してる暇はねぇな)
そしてサマエルと協力して開発した技を撃つ。
「炸爆拳‼︎」
打った拳が外殻ではなく内臓に直接威力が伝導する技だ。
「小賢しい真似を、電導‼︎」
「ちっ!めんどくせぇ、あーもうブキ使うぞ‼︎」
「好きにしろ、その時は我も使うまでよ」
「来い‼︎壊三叉槍!」
「出よ、雷槌‼︎」
互いの武器が交差する。圧倒的なパワーに弾かれ、シヴァが吹き飛ぶ。
「どうした?その程度か?」
「っるせえ!なあトール、お前は闘うのが好きか?」
「人並みには」
「情報提供ありがとさん!第三ノ目‼︎」
トールが膝をついた。
人の欲望を吸い、行動力を奪い廃人にするというシヴァの必勝技だ。
そう、相手がトールでなければ。
トールの大槌が輝き、トールを雷で焦がす。
(野郎…雷で自分を焼いて無理矢理意識を取り戻しやがった‼︎)
「今のは少し効いたぞ。礼に我の技も見せてやろう。稲妻打撃!」
そう言って大槌を振り下ろす。
シヴァがヒラリとかわす。
「どんな強えー技も当たらなけりゃ意味ないんだぜ!」
「それはどうかな?」
その瞬間、地面から色とりどりの花、蔦が生えてきてシヴァの足を絡める。
「オメェ雷系の能力者じゃねぇのかよ‼︎」
「稲妻は植物の成長を促進させる。それだけだ」
(くっそ!どうやったら勝てんだよ‼︎)
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ところで雷が多いと植物の成長が促進される原理としては、放電によって窒素(植物の三代肥料の一つ)が窒素酸化物(植物がより吸収しやすい形)になることだそうです。
だから稲の妻で稲妻だそうです。
また次の話でお会いしましょう!




