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あとがき

 ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。少しだけでも目を通していただけたなら、作者として、幸甚の至りです。


 今回も書き切ることができたこと、まずはそれに一番ほっとしています。相変わらず、上達しない文章に、読者を引き込めない物語かもしれませんが、誰か一人の心を動かすことができたなら、私にとってこれ以上のことはありません。


 この物語を読んでくださった皆さんが、感じてくれた感想が、この物語にとってのすべての答えですが、一応今回も、どういうテーマだったのか、ということを書き記しておこうと思います。




 今回のテーマは「まったく戦わない勇者」というものでした。自分は必死に力を取り戻す過程で、世界は勝手に時間が進み、まったくそれに干渉できないのって面白そうだなって、そんな感じで決めました。


 最後だけ、どかんと活躍させてあげましたけど、結局のところ、主人公のリオンは特に人を救ったりだとか、安全を脅かす魔物を倒すだとか、巨悪に立ち向かったりはしません。


 強いことは強いので、ちゃんとした状態なら戦ったら負けないのですが。肝心の武器が折れていて、強烈な弱体化がなされているので、剣をどうにかするまでは勝てません。だから世界の危機とは途中まで本当に無関係です。


 で、勇者が弱ければ仲間を強くすればいいか、と思って作ったのが、ルネとマルスです。だけど、ずっと強かったら、勇者は何もせず、仲間に任せきりでいいかとなるので、二人にも弱体化してもらいました。


 ルネは性格に難ありの、介護士という、まったく勇者の仲間感のない設定で、当然勇者のことなど知ったことではないので、それに関する知識もありません。金で動いたという最低な動機です。


 マルスはゲームで言えばお助けキャラのような人で、基本的に戦えば一番強くしておこうと思っていました。だから、年齢をぐっと引き上げて、生物が抗えない加齢という運命を、多少重く背負ってもらいました。


 基本的に、この二人がいればどうとでもなるので、リオンの価値というのは本当に希薄なものです。いなくてもいい。だから唯一無二の伝説の剣、エリュシルがないと、価値が生まれません。


 だからどうしても剣を直す必要があるという理由付けに…、なっていたかなあ?ちょっと、私の文章力ではそこまで表現できているか怪しいです。ごめんね、リオン君。


 ヴェーネについては、リオンと反対のキャラで、魔王ルシエラと近い、そんな感じの設定にしました。彼女は基本的に何もかも持っていないけど、人を操るのが上手いので、力を失ったリオンより全然力があります。好き勝手できて、それを世界が受け入れてくれるのです。


 そんな感じで、主要人物は考えていました。あくまでも私の考えですので、読んでいただいた感想の方が正しいです。あしからず。




 長くなりましたが、ここまでお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。また別の作品でお会いすることができたなら、幸いでございます。相変わらず稚拙な文章で申し訳ありません、精進します。では、いずれまたどこかで。

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