キャラ紹介編⑦「玉神様」
『トリプルバニー!』キャラ紹介第7回。
メインキャストの大トリを務めるのはこの作品の「黒幕」というか
すべての「元凶」的存在、三ツ矢神社祭神・玉神様です!
◯玉神様「吾輩と共にサイコーの青春、バラ色の学園生活を楽しもうでは無いか!」
三ツ矢神社の祭神であり、あかりたちに《バニー戦士》の力を授けた存在。いわゆる「魔法少女もの(プ〇キュア含む)」における「マスコット妖精」的なポジションではあるが、高さ2m、横幅は3mを優に超える巨体で、「こんなでかいマスコット妖精がいるか」と誰もが突っ込みを入れるレベル。あまりに大きすぎて(しかも場合によっては更に巨大化する)地上の本殿には収まらないので、地下空間にある通称《玉神の間》に幽へ……もとい鎮座している。
外見は緑色のふよんふよんとした感じの物体で、某広島のゲーム会社が生んだ国民的落ちゲーの「落ちてくるヤツ」に似ている。それと同様に「顔めいたもの」もあるが、大きな目だけがあるのとは違い「顔文字的な感じ」で、「(`・ω・´)」だったり「(´・ω・`)」だったりとその時の感情に応じて変わる。また必要に応じて触手(触腕?)のようなものを胴から生やすことも可能。
性格は一言で言えば「お調子者」。喜怒哀楽の起伏が激しく、基本は馴れ馴れしく陽気だが、底知れない凄みをみせるときもある。曲がりなりにも神なのである。ただ、あまりに誰も尊敬してくれないので、隙あれば偉ぶろうとするがあまりうまくいかない。
なお、玉神が本作のヒロインたちから尊敬されていない理由は、その性格に加えて筋金入りの「スケベ」なせいであり、隙あればのぞきやお触りなどのセクハラ的な行為を行おうとする。とはいえ、基本返り討ちにあうか、悪事がバレて巫女さんズに折檻されるのだが……
現在は地下に閉じ込め……もとい祭られているため、あまりにもやることがなく、暇を持て余している。趣味は大三島が差し入れてくるゲームをプレイすることで、かなりの廃人ゲーマーである。特にお気に入りなのはちょっとムフフなファンタジーRPG『魔槍戦姫エルランサー』シリーズ。それに影響されてかこの土地で実体化する《怪異》は、日本なのに西洋ファンタジーに出てくるような魔物の姿を取ることが多い。
漫画やアニメ、ゲームなどの影響で「学園生活」に興味津々であり、宗春に神器《ネク玉ピン》を授けることで、この春からは一緒にスクールライフを楽しもうと考えている。だが、何せ「学園生活」についての知識が「エロより」に偏っているので、一体全体どうなってしまうのか……宗春的には不安しかない状態である。
・玉神縁起
古来、三ツ矢神社がある場所は山陽と山陰の「地脈」が交わる要所であり、本来の玉神は最上位クラスの神様がそれを抑えるための「重し」として置いた、ただの「玉石」に過ぎなかったが、長い年月を経る中で次第に「神化」し、「自我」を持つようになった。
その後、三ツ矢神社の宮司の家系であり、後の三ツ矢グループの創設者となる毛利元成(あかりたちの祖父)とコンビを組み、彼に加護を与える代わりにすっかり減少していた参拝客のV字回復、それもできれば「若い女の子」の増加を望んだ結果誕生したのが、全寮制の中高一貫お嬢様校である「三ツ矢学園」である。
狙い通り、花盛りの女の子たちの《エナジー》を吸収することでグングン育った玉神は、今の大きさにまで肥大。更には調子に乗って色々な「悪さ」(主にセクハラ的な)を働いたりもしたが、その結果、より上位の神々から問題視され、現在は「お目付役」である宮島・大三島の監督下に置かれて、好き放題できなくされている。
なお、三ツ矢学園に《怪異》が頻繁に出没する理由は、先述したようにこの土地が「地脈」が交わる要所であることや、「学校」という存在(更には「女子校」)が《怪異》が信じられやすい場所であることに加え、玉神が集めた信仰心の上前を跳ねようと集まってくる連中がいるからだという。
・《神衣》と《神器》
玉神は人や御使いの動物の姿をとることもできず、人の願いを叶えることも下手な「残念神様」ではあるが、それでも一応「神」ではあるので、自らの力を宿したアイテムを生み出し、信者に授けることができる。
具体的にはあかりたちが変身時にまとう《神衣》や、宗春が持たされた《ネク玉ピン》がそれに当たるが(第1話であかりが使った《名付けの護符》もそう)、特に《ネク玉ピン》は玉神自身の「依代」的な要素があり、それを通じて外界のことを知覚したり、《神力》をふるったりもできる、なかなかの便利アイテムである。
なお、なぜ《神衣》が「バニースーツ」なのかと言えば、「バニーガール愛好家」である元成の、「孫娘たちにも着て欲しい」との強い願いをベースに生まれたものであるからだが、更に玉神的にも全く異論が無かったためブーストがかかり、結果、かなり強力な《神力》を宿したアイテムとなっている。
これでメインキャラとなる7人(神様含む)の紹介は終わりです。
これからこの7人がどんな物語を紡いでいくのか
ぜひ楽しみにしていただければと思います!(^^)/
それでは次は本編第5話でお会いしましょう!
(掲載は今しばらくお待ちくださいm(_ _)m))




