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「やばいよ!ゆみ、
桜井に告白するって!!」
「え--っ!!まぢ?!
ゆみ可愛いカラ桜井OKしちゃうカモ・・」
「「ねぇ!愛海は
どうしたらいいと思うっ?!」」
02人が私に顔を近づけ
睨みつけてくる。
「・・私は・・分かんない・・」
私は思わず目線を下に向ける。
「もぉ!愛海ったら〜」
「しょ-がないか。
愛海は恋をまだしたコトないんだもんね〜」
そう。
私はまだ恋をしたことない。
かっこいいなぁと思う人は
たくさんいるんだケド
ときめく人はいないんだよね〜・・。
「まぢどぉしよ〜・・」
美菜は机に顔を伏せている。
美菜は隣のクラス桜井クンが好き。
桜井クンはかっこよくてスポ-ツマン。
学年一のモテ男。
「ねぇ!美菜も告白しちゃえば?!」
「・・えぇ?!?!」
美菜は大声を出して立ち上がった。
そんな美菜をクラスの皆が見つめる。
「む、無理だよ〜」
「でも、なにかしなきゃ
ゆみに桜井とられちゃうんだよ?!」
「そうだけど〜・・」
美菜の顔は真っ赤。
私は02人の話を
聞いてることしか出来なかった。
「ね?うちと愛海がサポ-トするからさ!ね?愛海?」
「え?!・・う、うん!!」
「・・ほんと?!なら・・頑張ってみようかな」
美菜の顔は笑顔にかわった。
いぃなぁ・・。美菜。
私も恋、してみたいな・・。