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白いツバサ 連なる世界(第九幕if)  作者: 仲仁へび
第7章 3巡目

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第60話 一つずつ



 皆にループのことを話して、一つずつまた解決していく事にした。


 大きな問題は

 イフィール・未利達の失踪。

 コヨミやルミナリア・三座達との音信不通。

 氷裏の対処。

 アスウェル・アイナの対処。

 大災害への対処。

 だ。





 皆で話し合って出した結論は、「誰にも知らせずに対処する」という事だった。


「よく考えてみると、最初の世界ではイフィールさんは行方不明になっていなかったんだよね。コヨミ姫や、ルミナリア達とも連絡とれてたって。だったら、可能な限り最初の世界をなぞるのが良いと思う」


 と、これまでの情報を合わせて分かった事を姫ちゃんが述べていく。

 とても頼もしい。

 いじけてた僕とは大違いだ。


 姫ちゃんのその言葉をうけたエアロが、「ならどうします?」とこれからの行動について問いかける。


 姫ちゃんは確認するように、僕に視線を向けた。


「計測器ではかったとしても証拠のデーターの収集は間に合わないんだよね」

「あ、うん。そうだねー。セルスティーさんには悪いけどー」

「なら、証拠は用意できない。他の人には頼れない。私達だけで何とかするしかないよ」


 今までとはまったく逆のパターンだよねこれって。


 今までは僕達は他の人の手を借りる事で状況を打破してきたのに、それができないなんて。


「研究所にはあやしい人もいるみたいだから、セルスティーさんにも伝えられない。未利には、外出禁止ってだけ伝えておくしかないかな」


 一週目では内部で攫われる事がなかったから、確かにそれが最善なのかも。

 排除できたわけじゃないから、不安が残るけど。


 そこまで聞いてから、うつらうつら頭をゆらしているなあちゃんのお世話をしていたディークさんが発言。


「じゃあ、どうすればいいんだ? 俺達だけじゃ大災害には対処できないと思います」

「他の人に気取られずに、協力してくれそうな人たちがいると思う。私達と手を組みたいって人達がいたんだよね。その人達なら、色々情報を教えても影響が最低限で済むんじゃないかな」


 それに該当するのは、一つしかない。

 ハイネルさんが答えを述べた。


「漆黒の刃、ですな」


 姫ちゃんはうなずいた。






 そういうわけで、漆黒の刃と交渉……、アルノドが吐いた情報をもとに、アジトに乗り込むことになった。


 漆黒の刃の頭であるロクナは、僕達の姿を見て少しだけ驚いたものの、満足げな様子で協力を約束してくれた。


 今まで敵対してたのに背中を任せるのって、かなり微妙な心境だけど背に腹は代えられない。


 そこで様々な問題の発生を防いだ後、災害への対処を考えることになった。


 それは……。


「闇の魔力を浄化するんじゃなくて、吹き飛ばす」


 という案だ。


 へたに特別な物だと考えるからいけない。


 ただの魔力だと考えれば、やりようはあるはず。


 魔力が噴き出るポイントは七つ。


 そのポイントをおさえて、噴出した魔力を人の影響しない場所へ吹き飛ばしてしまえばいい。


 という結論になった。


 そこで頼りになるのが……。


「なるほど、私達の腕を見込んでという事ですか。納得しました。災害発生の情報の出所については聞かないでおきましょう」


 漆黒の刃。


「こちらには、それなりの風の使い手もいますから。ご自由に使っていただいてかまいませんよ。その対処がすんだあとに、同盟をくんだ理由について詳しくお話しましょう」


 風の魔法の使い手を何人か紹介してもらった。


 誰も彼もくせが強かったけど、一応協力してくれるらしい。


 お頭ロクナの命令が絶対だとか。


 見るからにおっかない連中が味方につくとか、絵面が怖いけど、慣れるしかないかなー?



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