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白いツバサ 連なる世界(第九幕if)  作者: 仲仁へび
第6章 2巡目

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第51話 アスウェル&アイナの襲来



 僕達は小部屋を出て、地下道の奥へと進んでいく。


 地上に戻るためには、奥にある転移台を使わなければならないらしい。

 同盟をくんだ漆黒の刃の頭、ロクナからの情報が入った(エアロ達が教えたらしいのだが、さっそくチャットを使いこなしているらしい)。


 その情報をもとに、僕達は地下道を歩いてくのだけど。


 例の男が追いついてきた。






「俺が関与しない場所で騒動が起きていた。その原因はお前か」


 アスウェルだ。

 彼はこちらのタネに気がついたらしい。


 こちらもループ知識を元に、前の世界とは違う行動をとってきたのだからいつか気付かれると思ったんだけど、意外に遅かった。


 未利にひっぱたかれて落ち込んでるとか聞いたけど、立ち直ったのかな、それとも隣の女性にはげましてもらったとか?


 僕はアスウェルの隣に立つ赤髪の女性に視線を向ける。


「何かな?」


 姫ちゃんそっくりの女性。

 微笑みをたたえたアイナがそこに立っていた。


「いやー、別にー。ただなんで君がアスウェルと組んでるのかなーと思って」

「その方が私のためになるから、だよ。それ以上の説明は無理」

「あはは、口が堅いのかなー」


 彼女だったら、姫ちゃんを元に戻す方法を知っているかもしれない。

 姫ちゃんの魔方陣(というのもなんか違うけど)を作ったのは彼女らしいし。


 けれど、彼女は強い。

 そう簡単に口を割らせることはできないだろう。


 ここで勝てるだろうか。


「あなた達にループさせるわけにはいかないよ。アスウェルさんに頑張ってもらわないと、困る。だから……」


 彼女は、姫ちゃんそっくりの顔でにっこりと笑った。


「死んで?」


 そういいながら、魔法を行使。

 和解なんて最初から意識してないって感じだ。

 真っ赤な色の猛火がこちらに迫ってきた。


 触れたら火傷ではすまないその火炎。


 そらしたのは、未利レミーの風の魔法だった。


「私一人でアスウェルさんを相手にして、残りが全員でアイナと戦うのが理想だと思います」


 炎の攻撃はやまない。

 繰り出されるいくつもの炎弾がこちらに迫り続ける。

 それを散らし続けるのは未利レミー


 ディークさんとハイネルさんはアスウェルに向かっていきながら、言葉を交わす。


「俺も、レミーに賛成だ。けど」

「けれど、それは難しいようですな」


 攻撃を仕掛けてきたタイミングと位置取りが悪かった。


 僕達は、不利な条件で相手と戦わなければならない。


「ぴゃ、未利ちゃまを助けなくちゃいけないの!」


 なあちゃんが召喚魔法でチュンチク達を召喚。

 周囲を飛び回らせて、布石を作っていく。


 メリルさんはこちらの相手に残るようだ。


「護衛組が全員、離れるわけにもいきませんからね! 海賊はあっち相手してて」

「人使い荒ぇんだよ、くそガキのくせに」


 生意気言いつつもウーガナはアスウェルの方へ。


 エアロも、一応戦いはするが。


「乱戦だと勝手が違いますよね」


 いつもとは違う状況に合わせるのが苦労しているようだ。

 エアロは秘書役的なポジションだから、戦うのは得意じゃないもんねー。

 なんて言ったら、本人からは怒られるんだろうけど。


「不意の状況にも備えるのが兵士です」


 ほらー。真面目。



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