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白いツバサ 連なる世界(第九幕if)  作者: 仲仁へび
第2章 予想外

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第19話 聖堂教会探検



 翌日は聖堂の内部を調べる事にした。

 案内という事で、先に潜入していた三座ちゃんが僕達の前を歩く。

 彼女は丁寧に、これまでに分かった事を、色々と解説してくれた。


 司教や一般人のお手伝いさんが歩く中、それに交じって歩いていく。


 今の所、セインさんに協力するお仕事はまだだ。

 向こうは向こうでやる事があるらしい。

 お客さんを放置することになって、申し訳ないと言っていた。

 何でも、予想できなかったトラブルが起きて、大変なのだとか。


 三座ちゃんは聖堂教会の各区画を案内しながら、それぞれについて説明していった。


「聖堂内部は、六つに区画が分けられていますの。しっかりとおぼえてくださいまし」


 第一区画は、聖堂と祈祈場がある、一般人が入れる区画。

 第二区画は、司教たちやお手伝いさんが寝泊まりしたり勉強する区画。

 第三区画は、食堂やお風呂など生活に必要な施設がある区画。

 第四区画は、会議室や資料室などがある区画。

 第五区画は、僕達の様なお客様が寝泊まりする区画。


 そして第六区画は、トップである大司教しか入れない、魔法陣設置用の儀式場。


 僕達は第六区画を除いたすべての区画を見てまわった。

 敷地内部の面積がなかなか広くて、半日も時間がかかってしまったのが驚きだ。


 全てを回り終わった後に、姫ちゃんが感心しながら口にする。


「色々見て回ったけど、ずいぶん広いんだね」


 それには僕も同意だ。

 なあちゃんが一人で行動したら、たぶん一発アウト。

 迷子ルート一直線だ。


「だよねー。建物を外から見た時にも思ったけど、なかなか景気よく迷子になれそうー」


 僕達の言葉をうけて、エアロが神妙な顔をしてうなずく。


「なあさんの動向にはしっかりと気を配っておかなければなりませんね」 

「ふぇ?」

「なんでもありません。なあさんは私達からはぐれないようにしてくださいよ」

「よく分からないけけど、分かったの! なあ姫ちゃま達と一緒にいるのが楽しいから、ずっと一緒するの!」


 なあちゃんは安定のなあちゃん。

 いつでも癒し成分満載だ。

 百パーセント天然成分由来、人工物なし、添加物なし当店自慢の看板商品『なあちゃん』。そんな具合だよね。


 こちらの話の区切りがついたのを見て、ハイネルさんが尋ねてくる。


「それで、この後はどうなさいますか」


 さて、一応聖堂あたりをまわってみて、怪しいところはなかった。

 次に僕達がなすべき事は、セルスティーさんの手伝いだけど……。


 考えこんでいた姫ちゃんが、小さな声で話す。


「できればもうちょっと見ておきたいよね。あんまり声を大きくして言えないけど、ここには当分とどまらなくちゃいけないんだから」


 姫ちゃんの言う通りだ。

 ここは、自分達の拠点となる場所。

 安全はしっかり確認しておきたい。


 敵地の真っただ中に乗り込んで、寝泊まりするんだから念入りに調べられるところは調べておきたいよね。


 こちらには、弱点が多い。

 攻めに来た分、危険な目にあう可能性はぐんと高くなっているはずなのだから。



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