ステータスプレート取得と周囲の反応
やっと取得です
今日まで長かった。
こっそり魔力増幅と魔法の訓練をするのは本当に大変だったのだ。
見つかりかけたことも何回もある。
もしかしたら感づいているのかもしれないが問いただされたことはまだないので大丈夫であろう。
そして、やっと僕も教会にステータスプレートをもらいにいくことになった。
アリシアと教会の扉をくぐり中へ入っていく。
「おはようございます、シスターリーナ様」
「おはようございます、アリシア様、ロイスくん。ついにロイスくんもこの日が来たんですね。」
「おはようございます!シスターリーナ様!!今日はよろしくお願いします!」
「はい、ではさっそく取得しましょうか!こっちへ来てください」
僕は石盤の方へ歩いて行き、緊張しながら石盤に手を乗せる。
石盤はひんやりと気持ち良い。
そして、
光がパッと僕を包むとそこにはステータスプレートが出現していた。
ドキドキしながらそっと持ち上げ、恐る恐るプレートを見た。
名前:ロイス・ヴェスター(5)
LV:0
体力:500
魔力:23000
スキル:剣術lv3 弓術lv6 投擲lv6 魔力隠蔽lv8 魔力武装lv4 風魔法lv8 炎魔法lv7 水魔法lv7 氷魔法lv7 雷魔法lv7 土魔法lv7 光魔法lv7 闇魔法lv7 無魔法lv7
固有スキル:絶対遮断領域
(お、おぉお……。ヤバい、やり過ぎた可能性があるぞ……。魔力量やばすぎる………。レベルと体力しか普通なところがないっ!!!固有スキルもなんか凄そうなのがあるぞっ!!いろいろ検証しなければいけないことがでてきたなこりゃ!!てか、アリシアやゴードンにどう説明すりゃいいんだよ!?!?)
「どうでしたか?ロイスくん」
「あ、ありがとうございました……。シスターリーナ様……。僕もプレートを貰えて嬉しいです!大切にします……。」
「ありがとうございます。これでうちの子は2人とも頂きましたので、今後ともよろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします。」
アリシアと僕は2人で帰っていく。
僕は顔を引きつらせていたに違いない。
その後、4人で夕食を食べた後のことである。
「今日ロイくんもステータスプレート貰ってきたのよ!お父さん!」
「おお!そうか!そうか!どうだったんだ?
ちょっと見せてみろ!」
「え……、見せるのですか!?」
「何か見られちゃマズイ事でも書いてあったのか?」
「いや〜そういうわけではないのですが……」
「じゃあ、ほら!父さんが見てやろう!!見せてみなさい!どうせステータスは家族以外には見えないんだから!!」
「うぅう〜……」
(これはもう無理か……諦めよう……)
「そういうことなら……どうぞ、これです……。」
「…………」
「…………」
「…………」
「ど、どうでしょうか?」
「あ、ありえない……」
ゴードンは目をひん剥いて驚いている。
アリシアとアルスは声が出ないようだ。
こうして、僕の秘密は家族にはバレてしまったのであった。