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ゴードンの実力と獣人

剣術です。


ーーーある日の朝ーーー



「とぉしゃん!けんみたい」


僕はゴードンにそう言うと




「おお!剣術か!!そうか!見たいか!

いいぞ!!今日アルスと稽古するから母さんと一緒に付いてくるといい!!」


そう嬉しそうに言うとゴードンは準備に取り掛かった。



「あなた!まだロイくんには早いんじゃない?」



「いいって!いいって!ロイが見たいって言ってるんだから連れて行ってやろう!これも経験だ」




「まぁ、そうね!」


そう答えるとアリシアは台所へと消えて言った。



みんな準備が整ったようだ。



アリシアは弁当を作っていたみたいでカゴを腕に抱えてウキウキした顔で台所から出てきた。



僕はゴードンに抱かれ

家族4人で村の稽古場に向かう。




稽古場と言ってもそれは村外れにあるただ広いだけの空き地である。




空き地は家から歩いて5分ほどで

付いてみると端の方に傍で出来た人形と

丸い的がついた棒がたっているだけで

他には何もない。



続々と村の男達が集まってきた。



僕は家族以外に会うのが初めてだ。



(少し緊張してきたな。どんな人達がいるのだろうか)



ゴードンの腕に抱かれながら辺りを見渡すとそこには人間以外もたくさんいるではないか。



(あ、あれは獣人ってやつか!!!

ファンタジーだ!!!だいぶテンション上がるな!!!)



あとで聞いてみたのだがこの村の人口の3割が獣人で犬人族と猫人族と兎人族が多いみたいだ。


あと少ない部族として狼人族が1家族あるそうだ。


村では狩りをする班と訓練、警備をする班、農業や建設をする班で3つを分けて行動している。



狩りと訓練はローテーションで回しているみたいで、

農業、建設はそれが得意な人がやるみたいだ。




しばらくすると訓練をする男達が集まったようで

ざっと見たところ50人程度あるみたいだ。



「みんな!集まったな!今日はみんなに紹介したい!

この2人が俺の息子でアルスとロイスだ!


アルスは5歳になったので訓練に参加させることになった。


ロイスはまだ1歳なので見学だ!


みんなよろしく頼む!!」



「ハイッ!!」



ゴードンは村長らしい話し方でみんなに言うと一斉に返事がきた。



(うおっ!!)


少し驚いた。


かなり規律が良いみたいだな。




これは訓練を見たら嫌でもわかった。



ゴードンが強すぎるのだ。


最初は素振りから始まり、次は軽く木刀で打ち合いだんだん本気になっていく。



最後には1対1、1対2、2対2、1対複数といろいろやるなか最後はゴードン対10人で行うみたいだ。


ゴードンは終始余裕で剣をかわし、一人一人となぎ倒して言ってしまった。



その訓練を見て人間はこんな風に動けるのかと感嘆してしまった。



これが異世界かと。




こうなれるよう僕も訓練に早く参加してみたい。



前半の訓練も終わり、昼休憩だ。




アリシアの作ったご飯は美味いから昼が待ち遠しかった。


だが、いつもの事で

ロイスとアルスは少し食べたらお腹一杯になってしまう。


アルスは稽古もしてきたからかいつもより食べている感じだ。



そして、

持ってきた弁当のほとんどはゴードンの腹の中へと消えて言ってしまった。






後半は弓と魔法の訓練をするみたいだ。



弓はひたすら構えと打つの繰り返しと、走りながら打つこともやる。

狩りでは必須なのだとか。


でも、

見ていてすぐ飽きてしまった。




最後は魔法の訓練でこれもそれほど面白くはなかった。

なんだか規模はだいぶ小さい。


魔法と言っても攻撃力はあまりなさそうだ。



誘導に少し使えるかな。くらいなので


これは改善する余地がまだまだありそうだな。




今後の課題は村人の魔法を使った戦闘の改善かな!!




そして、訓練が終わる頃には夕方近くなっていてみんなは家に帰って帰っていった。



僕たちも4人で家へと帰るのであった。



夕飯はなにかな。



次はステータス!

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