イメージの大切さと帰還
ダンジョンをクリアして1週間が経つ。
名前:ロイス・ヴェスター(13)
LV:90
体力:8000
魔力:55000
スキル:剣術lv5 弓術lvMAX 投擲lvMAX 魔力隠蔽lvMAX 魔力武装lv8 風魔法lvMAX 炎魔法lvMAX 水魔法lvMAX 氷魔法lvMAX 雷魔法lvMAX 土魔法lvMAX 光魔法lvMAX 闇魔法lvMAX 無魔法lvMAX 時空魔法lvMAX
固有スキル:絶対遮断領域
lvMAX
思い出の記録lv2
名前:アーク・ルドルフ【猫】(???)
LV:85
体力:???(魔力に依存)
魔力:35000
スキル:隠密lv8 風魔法lv7 炎魔法lv7 水魔法lv9 雷魔法lv7 土魔法lv9 時空魔法lv7 無魔法lv7
固有スキル:迷宮作成lv7
ダンジョンクリア後複製lv5
ダンジョン効果が凄かったので僕は全ての魔法がレベルMAXになり、固有スキルもMAXになっていた。
もちろんアークも上がっていて、まだまだ上がる余地があると喜んでいる。
あれからというものあの例の魔法のことを考えている。
イメージの事、名前、もし失敗したら、など……
考えれば考えるほどわけがわからなくなる。
だが1週間したところで吹っ切れたのだ。
イメージは絶対なのだ!!
そこからというものいろんなものを地球に飛ばしてみている。
融合魔法!
「異世界への旅」
最初は石や花などで実験していたが、今は生き物で挑戦し、成功していて今日は犬、ネコに協力してもらった。
成功だ。
成功しているかは魔法を使った本人はなんとなく感覚だがわかるのだ。
「アーク!今日異世界いってみるか?」
「やっとか、待っていたぞ!」
「よし、やろう!準備する!」
あ、そういえば服とかどうするかな
なるべく地球の服装に近いもの買って来るか。
そして、準備万端いざ地球へ!!
転移するところは自分の昔住んでいたマンションの下にしよう。
イメージをしっかり固め、魔法を使う。
「異世界への旅!!」
光に包まれ、時空の狭間に飛びそこから次元を跨ぐ。
光がまた現れ、イメージ通りの場所が狭間に見えて来る。
「アーク!!あれが地球だ!」
「ここを抜けるのか、少し緊張するな」
「いくぞ!!」
僕とアークはマンションの目の前の時空の狭間から出ていく。
「戻ってきた……」
僕は薄っすらと涙目になる。
「おめでとう、ロイス。次はロイスの仲間を連れてきてやろう」
「ああ、そうだな!」
僕は確認をするためステータスを見る。魔力の減りは僕とアークが転移して20000減っている。
2人の往復で40000なのでギリギリだ。
これは少し時間がかかるがいい結果だ!!
そして、ある事に気がついた。
魔力が回復していない。
簡単な魔法を使ってみる。
「ウィンド!」
魔力が少し減る。
回復しない。
やばいぞ!?
「ロイス、急にどうしたんだ?」
「魔力が回復しないんだ…」
「なにっ!?」
どうする!?
考えろ!!!
魔力を補充するには魔力のあるものから補充しなきゃいけないな。
地球で魔力のあるものって言ったら僕とアークだけだ。
あとは虚空庫にあるものか。
魔石とか取り出せるかな。
「虚空庫」
僕は魔石を取り出す。
魔石には魔力が感じられる。
無魔法と闇魔法の融合魔法を使う。
「魔力吸収」
「おおお!!!回復した!!」
「これで問題解決だな、いったん戻って準備した方が良さそうだな。」
「そうだね。帰ろう」
僕たちはまたオートリアムに帰っていった。
次からは同級生達の話です。