バトルロワイヤルとマークの試合
バトルロワイヤルします!
あと2週間で武闘大会だ。
学園長や騎士団長や国王からの指摘もあり、僕は先生の部では簡単に優勝してしまうので一般の部にでるようにとの御達しがあった。
一般の部は冒険者や魔法師団の人たちが出るのが一般的で9歳の子供が出るのは初となる。
もちろん学校でも話題になっており、魔王健在と噂されている。
そして、日に日に街では武闘大会の雰囲気になっていき活気が溢れていく。
そのことで僕の商店ではバイトの人数を増やし大忙しになっていて、ボーナスも出せているので武闘大会有難や!!
そして、
王都のみながその伝説を目の当たりにするときがやってきた。
ーーー武闘大会・当日ーーー
一般の部は参加人数がとても多いので予選はバトルロワイヤルで行われる。
20ブロックあり、1ブロック20人、勝者1人が決勝トーナメントに上がれる。
一般の部は職業も体格も武器もなんでもあり、剣士、魔法師も関係ないのだ。
来年、王国所属の騎士や魔法師かS.Aランク冒険者が優勝するのだとか。
あの騎士団長も優勝しすぎて殿堂入りしてるみたいだ。
そして、優勝者は騎士団長と戦えるという権利が与えられ、勝つと国王から褒美が貰えるらしい。
勝ったものは未だにいないみたいだが……。
「では、出場選手は
ブロックごとにお呼びしますのでこちらにお集まりください」
僕も待っていると5ブロック目に呼ばれた。
「ここにお集まりの皆さんは5ブロック目なのでまた開始前にお集まりください」
そして、解散したあと少ししたら
1ブロック目からバトルロワイヤルが始まった。
そろそろ出番か。
僕はさっきの集合場所にいく。するといきなり絡まれた。
「おい、てめぇガキの来る場所じゃねぇぞ。帰んな」
「………遠慮します」
「ああん!?死にてぇのか?ガキ」
「……いいえ、生きたいです」
「あとで楽しみにしてな、クっハッハッハッー」
「………」
雑魚に絡まれるやつはこんな気分なのか。
そして、バトルロワイヤルが始まった。
コロシアムの中でやり合う。
広さは東京ドームの野球場くらいある。
『5ブロックの選手の入場でーーす!!』
大きな声が鳴り響く。
『さあ!このブロックでは大会最年少記録を叩き出した9歳のロイス・ヴェスター君がいるぞーー!!
なんと!?この子はあのアルス・ヴェスターの弟君らしいがいったいどんな選手なのかお楽しみにーー!!!』
ハードル上げたな、おい!
まぁ一丁派手にやりますか!!
『ではーーレディーーファイッッ!!』
「うおーー」「ヌオーー」「アイヤー」
選手達はいっせいに走り出す。
僕は少し前から多人数相手の時の魔法を開発していた。
風魔法レベル9
「真空空間」
コロシアムの僕以外の場所を無酸素状態にする。
「ぐ、ぐるじ…い」
「あ、ぐっ」
バタバタと選手達が倒れていき、立っているのは僕だけになる。
……………会場は静寂に包まれる。
『こ、これはいったい何が起きたーーー!?ロイス選手の魔法によるものだと思われますがあっという間の出来事!!全員意識不明によりロイス選手が決勝トーナメント進出だっーーーー!!!!』
こうしてバトルロワイヤルはインパクト大で終わった。
決勝トーナメントは明日なので僕は学生の部の応援にいく。
学生の部は今日の午後にあり、1日で終わる。
選手全員がコロシアムに登場した。
マークも一年生代表で出ていた。
「マーク!頑張れよ!!」
僕は手を振るとマークも返してくれた。
マークは魔剣を使わずに準決勝までいったのである。
ここからは最高学年の先輩など強敵しか残っていない。
だが、マークは魔剣を指輪からだし、流星の斬撃を使いながら決勝進出を果たした。
ーーー決勝戦ーーー
「流星の斬撃」
これでもかと言う巨大なメテオを放って会場がぶっ壊れまくって対戦相手が失神して伝説を作った。
やばい、あの魔剣やりすぎたかも……
表彰が終わりマークがやってくる。
「ロイス君!やったよ、優勝したよ!」
「あ、ああ見てたよ…凄かったよ、おめでとう」
「なんか、国王とお父様に呼ばれてるからいくね」
「また明日な!」
マークの試合