表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時の欠片  作者: ☆きおり☆
5/8

夜道

すっかり上げ忘れていたよ

その道はとても人通りが少ない。別に裏道って訳でも無いのだが。さらに言えば、心霊現象が起きる訳でも犯罪があった場所でも無いのに人通りが少ない。色々と便利な道のはずなのに。

そして、私の帰り道でもある。そう、「私」のだ。私以外使っている人はいないのではないだろう。なんて、思いながら1人歩いていると、後ろから声がした。

「おい、死にたくなければ大人しく俺に従え」

私は遂に来たかと思った。

「わかった。従おう……何が望みだ?」

「金を出せ、あと金になるもの全部だ。」

私は幾らかの小銭を出しながらこれからの行動をシュミレーションしていた。

「すまないがこれくらいしかないのだ」

予想通り相手は怒りを表した。

「てめぇ……馬鹿にしてんのか?それとも事の重大さがわからない馬鹿なのか?金目になる物も全部出せと言ったはずだ。その内ポケットには、何が入っている?出せ。」

やれやれ仕方ない、これを見せれば奴はどう出るかわからないが……

「これは、無闇に見せてはいけないのだ。だが、金にはならん。だからそれしか無いのだ」

「ごちゃごちゃ言ってねぇでさっさと出せよ!死にたいのか?」

「はぁ………では、見せるぞ」

内ポケットからある物をだしながら私は言い放った。

「脅迫及び強盗の罪で現行犯逮捕する。いい逃れはできないぜ?」

男は驚いていたが

「ふざけるな!ここで殺せば何も問題ない」

飛びかかってきたがねじ伏せて手錠かけた。

「やれやれ、この道に指名手配犯が隠れていると情報が来てから3年だ。随分と大人しくしてたものだ。お陰で私以外通らない帰り道になったよ。」

すると後ろから声がした。

「やっと見つけたよ。この道に警察を装った強盗がいるみたいでね……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ