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エピソード ?
始まりです。
プロローグ ?
白い。
白い。
首を回して辺りを見渡す事も、視界を張り巡らせて窺う事もできない。
中心を漂う生命とも言えない、謎の物体は、ただただ意識だけは微かにあるのか、この空間を白い、と認識した。
白い、という見解すらも危うい程の、常人では計れぬこの空間は、どこかに入口出口などあるわけでもなく、空間の限界がある訳でもない。
宇宙に果てがなく、猛スピードで広がり続けるように、数字に果てがないようにあり続けるように、白い空間は存在している。
どこかに存在しているのかすら、見つけられない。
そんな、生命も、熱き血潮も、自由に動く身体すらも無い“なにか”は、この空間を「つまらない」と評し、宛もなく彷徨い続けた。
見てくれてありがとうございます。
…全然概要掴めませんよね、知ってます。