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3◆別宇宙からの侵略者。

今話の設定は、かなりブッ壊れています。

「──ド、ドコかしら・・此処?」




あたし、メリーさん。

今、ただっ広い森に来ているの。


確かとり憑いた男が光に包まれたかと思ったら・・ココに居たのよね?


あの男も居ないし・・ああっ!

せっかく肉体的に精神的に追い詰めつつあったのに・・とり憑いた人間を見失うなんて【妖】の恥だわ・・!




「グギャギャ!」


「な、何じゃ貴様!?」




わっ、吃驚した!

人間のジジイと・・骸骨?

ガシャドクロ君じゃないし・・誰?




「むっ・・ゴーストか!?

ファイヤーボールッ!!」




このジジイあたしが見えて・・わぁ!?

いきなり人魂を投げつけてきた!?

というかコイツ、自分で人魂を作んなかったかしら?




「随分と魔力の強い・・余程の魔石と融合したか?

よし・・コヤツをベースとし、この儂が魔術改造を施したアンデッドならば・・生体金属なんぞをベースにしたホムンクルス如きを上回る物が出来るぞっ!」




・・訳ワカンナイけど、このメリーさんを舐めてるってのは分かるわ!


ちょーぉっとビビらせてやろうかしら!




「あたし、メリーさん。

今、あなたの後ろに来てい──」


「ぎいやああああっっ!!!」




・・えっ・・? ナニ?

何でいきなり倒れて・・死んでる!?

そりゃ確かに殺すつもりで祟ろうとしたけど・・いきなりスギ無い!?




「グギャ・・」




あ、この骸骨の方、忘れてた。

西洋系の死体にとり憑くゾンビとかいう連中かしら?

・・ん~、先刻迄の敵意が見られないわね。




「もう、敵じゃないの?」


「グギャ」




・・そうみたい。

タイミング的にこのジジイの死と関係あるわよね。

──割れた・・首輪?

式神かしら?




──グラッ──




あっ・・ヤバ・・とり憑く相手が居ない・・と・・。




「グギャ!? ギャギャギャ!」


「何・・や・ってん・・のよ・・」




・・アンタだって・・死体にとり憑いて半受肉して存在力を維持してるん・・でしょう・・何で、混乱しているのよ・・?




「グギャア!」




ちょっ・・気安く抱きつくんじゃ・・えっ?

アタシの存在力が安定してる?




「グ・・ギャ・・」




何であんたが弱って・・ま、まさか!?

・・あたし、コイツにとり憑いて・・間違いない、コイツから存在力の流れを感じるわ!




「あ、あんた・・ナニ!?」




【妖】が【妖】にとり憑くなんて有り得ない──って事はコイツは【妖】じゃない?

先刻のジジイが言ってたアンデッドだかホムンクルスだとかいう奴かしら?




「・・・・。

・・ふざけんじゃないわよ、とり憑く相手は自分で選ぶわ!

離れなさいっ!」


「グ・・ギャ・・」




アタシにだって【妖】のプライドがある。

存在力は恵んでもらうモノではなく奪うモノ。


・・だからアンタを死なせはしないわ。


然りとて、手近にとり憑く相手も居無いし・・そういえばジジイが魔石と融合とか言ってたわね。

コチラの【妖】は魔石とやらにとり憑くのかしら・・ならその魔石を見つければ・・!



◆◆◆



様は存分力の流れがある石があればソレが魔石ってヤツよね。

なら周囲のチカラを感知して・・。




「あった、アレだわ!

・・でもコレ、アタシが触ると存在力を食べてしまうわね・・頑張ってココまで来なさい!」


「グ・・グギャ・・」


「そう、コッチ・・ああっ、違う!

・・ええ、ソレよ、頑張りなさい!」




存在力が固まった石・・魔石・・。




「ギャ・・グギャ!?」


「良かった・・存在力が戻ったわね」


「じゃ、あたしを離しなさい」


「ギャ?」


「で、出来無い・・の?

はあ、アタシの方から離れる事も出来無いし・・本来とり憑くべき男は見失うし・・散々だわ」


「グギャ」


「手伝うつもり?

そういうの、親切じゃなくて奴隷根性って言うのよ」


「グ~・・」




ジジイが【首輪】で式神として縛ってたのかと思ってたけど・・もしかして元々奴隷的な存在なのかしら?




「ハア・・仕方ないわね、手伝ってちょうだい」


「グッギャア~☆」



◆◆◆



「そぉ~っとよ、そぉ~っと!」


「ギャ」


「・・やった!

スゴイじゃない、完璧よ!」




この魔石、イザという時の為に余った分は持ち運びたいんだけど、アタシ達みたいな存在力を糧とする者は触った瞬間に吸い取ってしまう。

だから吸わず触る練習をしていて遂にコイツが成功させたわ。




「コレで森を抜けられるわ」


「グギャ」


「アッチが出口?」




コイツが足取り軽く進み、森を出──




『ジャリジャリジャリリィィィ!』




「──っ!!?」


「ギャ!?」




目の前の草原を巨大な衝撃波が切り裂いていった。




「こっ、この切り傷は・・!?」


「グ・・グ・グギャ・・!?」


「恐れなくてイイわ・・いいえ、思いっ切り恐るべき・・かしら?」




──この大地の『クチが裂けた』様な切り傷は見覚えある。


あたしがコチラに来た時、あたしの呪いが馬鹿みたいに強くなってジジイが一瞬で死んだ。

もし、『彼女』も此処に来ていたら・・。

収拾の着かない話。


『フラスコ』を始める前に作ってボツにした話のウチの一本。


最初、センジとメリーさんのW主人公にしようとしていた時の『アタシ、メリーさん。 今、異世界に来ているの。』編。


ボツにした理由は、話の軸がブレブレでエタる匂いプンプンだから。


この後、センジとは最後まで顔を会わさず (まったく別の大陸に転移した) 異世界転移チートを貰った妖怪軍団で世界征服しようとしたり、ゴーレム派ホムンクルス (センジ達のタイプ) のマスター VS アンデット派ホムンクルスのマスターとの闘いに巻き込まれたり、『魔王』のグランドマスターが暴れたりして、結局センジ達と別の大陸で別の国を作ります。



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