表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/15

*草原の果て

 それからさらに1週間後──カイは、モンゴルの平原を見渡していた。

 かつて恋人と訪れた、果てまで続く大草原を……。

「……」

 目を細め、その緑の大地を眺めた。

 近代化が進んでいるモンゴルだが、この草原だけは自然保護区として維持されている。

 しばらくそうして草原を眺めたあと、バギーにまたがって平原を走る。

「!」

 遠くに人影がぽつりと見え、自分と同じような物好きがいるのかと感心した。

 広い保護区の端、観光客も滅多に訪れる事の無い場所に人がいる事は驚きだ。

「!? まさか……?」

 徐々に距離が縮まり、大きくなるその影に見覚えがある。

 そんな事がある訳がない──そう言い聞かせるが、その影は戒の姿を見て手を振った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ