用語解説
この世界の暦
この世界の月は9つあり、炎月、樹月、嵐月、岩月、氷月、煌月、邪月、神月。そして1月に45日。そして新年前後の5日間はどこにも属さない新生の5日間と呼ばれている。曜日はないが、各国ごとに休日が決まっており、リヴィングスでは9日に3回あり、炎龍が昔3日間火山を噴火させたあと3日間休止し、また3日間火山を噴火させたことに由来する。
リヴィングスの気候
リヴィングスは東西に海があり、東岸が比較的冬でも暖かく、夏は酷暑になる。西岸は山脈の麓に位置しており、比較的温暖な気候となる。南部は広い乾燥地帯が広がっており、岩砂漠となっている。北部は火山であるポカペトル山があり、時折噴火している。
リヴィングスの政治体制
立憲君主制のような体制を取っており、軍事のみ国王が全権を握る。議会は4年に一度選挙によって一般市民と貴族から選出される。議員となった貴族に兵役は課されないが、基本的に貴族は兵役があり、国の最前線で体を張っている。一般市民の中からも志願兵を募っており、終末の龍害では各砦の防衛の一助となった。
今の議長はアイク・リーグハルト
リヴィングス王家
リヴィングスを守護する一族。ダースニックは12代目の王にあたる。火属性の適性を持ち、多くの災いにあたってきた。彼らの心臓は特殊な心臓であり、代々炎龍の龍核の1部が埋め込まれている。それは死とともに時代へ引き継がれるある種の呪いのようなもの。ユーダニアとは長い交流があり、ダースニックの従妹にあたる人物がユーダニアに嫁いでいる。
リヴィングスの貴族
殆どが血の濃い龍人であり、その生涯を龍との戦いに費やす。領地の管理ももちろんしているが、それは戦いから身を引いた隠居暮らしの親に任せていることが多い。貴族の中にも血の薄い龍人もいるがそのほとんどは議員になる道を進み、成れなくとも領地管理の手伝いをする。龍の被害が多い地域ではかなり慕われているが、龍の被害が少ない地域だと疎まれているケースもある。特に国境沿いの街は隔絶の大渓谷の影響により、国王より慕われていることもある。
リヴィングスの文化
この世界の文明はだいたいは元の世界の産業革命以前の技術体系。一部魔術により突出しているが、基本的に機械などは存在しない。リヴィングスの街並みは都市部は相応に大きな建物があり、田舎は酪農などをして生計を立てている。農業はクワッサというトウモロコシもどきが一番生産されている。火山地帯ということもあり、温泉があり、湯治の文化も昔から存在する。
活血剤
龍教会の主な資金源となる龍人用の薬。主な効力はその体に流れる龍の血の治癒能力を活発化させ、傷の治療に役立てている。しかし龍の血が薄い龍人は逆に猛毒になるため取り扱いには注意が必要。普段はアンプルに入れられて保存されており、使用の際は注射器か点滴となる。その精錬方法は教会によって秘匿されており、一部からは批判されているが、教会沈黙を貫いている。
龍血脈動
子龍もしくは、その土地の王族のみが使える魔術、のようなもの。もしくはより原始的ななにか。子龍の場合は自身の親となる龍の名前、王族の場合は、祖となる龍の名前を呼ぶことで自身の中に眠る龍の力を解放する。その場合、莫大な魔力の上昇、それに伴う器の強度の上昇、魔術の鍵句なしでの発動などがあり、その有様は人よりも龍に近い存在となる。ただし、その魔力に体がついていけないため時間制限がある。
龍域刻印
子龍、その中でも魔術に秀でたもののみが使える大魔術。世界の法則を塗り替え、自分の龍の力を宿した世界を構築する。その中では使用者はもちろん、同じ系統の子龍の力も強くなる。その本質はこの世界の真実に最も近い大魔術。
龍の強さ
下級
鍛えた兵士なら群れない限り1対1で勝てる。群れたら厄介、それは人も同じ。見た目はワイバーンのような腕のない龍。
中級
下級の群れの中のリーダー敵存在。下級よりも多少知能が高く、いたら面倒に思う。でもそこまで強くない。こいつ1匹と下級の群れなら後者の方が厄介。数は偉大だと兵士に気づかせる先生的存在。特徴は下級が2回りほど大きくなり鱗の色が濃くなる。
上級
中級とは一線を画す存在。中級が地域のガキ大将ならこいつは士官学校卒のエリート。比べる事すらおこがましいほど、その存在規模からして違う。ここまでくると龍教会の龍狩りに応援を要請し、討伐部隊が組まれる。一番人に被害を出しているのは上級になる。特徴は4足になり、大きさも30mを超えるものとなる。龍の息吹を使えるようになり、その威力はまともに受ければ都市が半壊するほど。
老級
古き存在。時間など龍にとって摩耗する原因にしかならないが、彼らはしない。仮に上級と比べると彼らは兵器そのもの。生きている次元が違う。彼らに自由意志などなくただ存在しているに過ぎない。故に普段は龍域の内に住み、人の世との関わりをもたない。極偶に人里に出向いてきて、壊滅的な被害を出し討伐隊を組まれる。しかしそれも返り討ちにされることもしばしば。
本来は龍域という破格の能力があるが、終末の龍害の折は雪がいたので全力の半分も出せていない。仮に雪がいない場合、まだ天羽は彼らに勝てない。カウレスと戦った木龍は相性が悪すぎた。仮に木龍以外ならカウレスも1人では戦わなかった。
特徴は50mを優に超える
名を持つ龍。
基本的に龍の呼称は観測されない限りはつけられることはない。つまり名を持つ龍は一度人里に降り立ち、そのうえで討伐部隊を撃退した経歴を持つ力ある龍となる。
また龍装へと加工されると、龍の名がそのまま龍装の銘になる。
騎龍
家畜化された龍。天龍の影響により、人の味方をするが性格にも個龍差があり、強大な龍(老級や始祖龍など)と対峙する場合逃げだしてり、戦意を喪失することもある。天龍が死亡したことにより、次世代の騎龍が望めないため今ではかなり優遇されている。基本的には下級だが、一部地域では中級の騎龍化にも成功している。
龍核廻転
龍装に眠る龍核を解放する禁忌。本来なら、ゲネルシャフトの機密中の機密ではあり、存在自体は知る人もいるが、アギナルドはその使用方法をも知っていた。解放された龍は人の体を依り代とするので、龍が生きている間はぼんやりとだがその核となった人の意識が残る。作中でアギナルドが用いたのは1回を除いて、全て上級から作成された龍装によるもの。老級はもったいなすぎる。
龍血差別主義(人間主義)
血の薄い龍人が血の濃い龍人を恨み、差別することを指す言葉。血の濃い人は差別主義と蔑み、血の薄い人は人間主義と謡う。リヴィングスでは比較的落ち着いているが、他国ではまだ根深い問題となっており、特にゼーブデイトは酷い。リヴィングスでも龍の脅威を知らない人がいい暮らしをしている貴族を恨んだり、もしくは龍に家族や近しい人が殺された人が、助けられなかった貴族を恨む。
魔術発動時、龍核解放の鍵句の発音
天羽たちが聞こえている鍵句の発音は実際の発音とは違い、発音の意味を天龍なりに解釈して、そのイメージを天羽たちが日常的に聞いていた外来の言葉に置換している。正確な発音は別にある。龍の言語は、この世界にとって身近でありながら、理解できないもの。故にそれを定義するのは龍ではなく人。未知の業を既知の業へと堕としこみ、魔術として利用する。
霊装
世界に10本存在する精霊を宿した武装。絶大な力を持つ精霊が自ら鍛え宿ることで完成する。これを持つものは精霊教会の最高権力者の1人とされ、十鍵と呼ばれる。莫大な魔力を秘めており、オリジナルであれば王家の龍人ともやり合える。ラニウッドは本来の使い方を使えず、霊装の機能の表層、記録の投影しか扱えていない。
霊装-第10位、終焉
不可知の極点、滅亡の探求者
終焉を内包する霊装。未来は無数にあるように終焉もまた無数に存在する。劣化コピーを作ることができ、オリジナルはとある人物が持っている。劣化コピーは精霊教会の主戦力。その本質は霊装そのものが終わるときに発揮する。
龍核解放
龍核解放には主に二種類存在し瞬間火力型か、持続型。アモウやカウレスのように莫大な魔力を溜めて放出するもの(任意の魔力量でも出来るものもある)。発動自体はいつでもできて、持続的に魔力を消費するもの。龍との戦闘では瞬間火力の方が好まれ、持続型の龍装を持つ者は大規模魔術で止めを刺すことが多い。




