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子龍よ、天を頂け  作者: ハイカラ
閑話2
76/77

人物紹介 リヴィングス覇龍国

カウレス・リヴィングス

リヴィングスの第一王子。親衛隊隊長も兼任している。年齢は245歳。見た目は20前後。

彼は先祖返りで、魔力量だけで見れば親であるダースニックをも超える。子龍には及ばないものの、その次世代ぐらいの実力がある。

先祖返りである彼は、その代償として、昼間しか真の実力を発揮できない体質を持っている。しかし夜であっても単独での上級の龍討伐ぐらいはやってのける。太陽の騎士も伊達じゃない。

性格は身内に厳しく、同時に優しすぎる気がある。要するに過保護。力がありすぎるあまり、他者を守ることを念頭に置き、自らを犠牲にする。

天羽と似てはいるが、守るためなら他者を害するのも厭わない。そこは決定的に天羽とは違う。

幼少期からヨウムに師事しており、数十年で彼の実力を超えてしまった。そのことに少し罪悪感を覚えながらも、彼がその程度のことで自分を嫌うはずがないと思っている。

ダースニックのことは父というよりも王として見ており、最近ではようやく親子としての交流もあったのだか、終末の龍害の影響で仲違いに。

担う炎は紅蓮。至高の炎は焼くべきもののみ焼き、守るべきものには燃え広がることはない。後継となる13代目。

龍装 

龍剣ラ・ヴェンタ

素となる龍は自ら人に下った反逆の龍。本来の機能を逸脱した要因は、炎龍の沈黙とカウレスの誕生。紅蓮の炎を知覚したならば、下るのも必然。

龍核解放 プライマル・ノヴァ

周囲の光を呑み熱量へと変えそれを剣身に宿し、炎を放つ。その性質上、暗い場所や夜では行使することが出来ない。


ダースニック・ルゥ・リヴィングス

12代目リヴィングス国王。年齢は736歳。見た目は30後半。

蒼炎の獅子と呼ばれるほど荒々しい戦闘スタイル。

魔力、実力共に世界トップクラス。その槍捌きは、剣を持つものが多い騎士が、リヴィングスのみ槍を持つものを多くするほど、人を魅力する。

性格は内外ともに厳しいものであり、戦いに勝つため、リヴィングスを守る為ならば、王として非情な選択もじさないほど。それでも慕われているのは、義理堅く熱い男であるからだろう。

子供は2人おり、カウレスとフィオナがいる。カウレスの母親は彼を産んだ時に亡くなっている。フィオナの母親とはおりが合わず、会うことは少ないが、決して嫌いあっている訳では無い。

カウレスが幼い頃はちょうど天龍が預言を与えた時期であり、国内外共にかなり荒れた時期だった。その影響でカウレスに構える時間がほぼなく、カウレスからは微妙に距離を置かれていた。最近ではようやく親子としての交流も増えてきたと思ったら終末の龍害である。王としてカウレスと向き合わないといけず、そのせいで仲違いをしている。残りの時間はせめて復興と息子に時間を使いたいと思っている。

担う炎は蒼炎。異端なりし蒼の炎は唯一人に与えられる龍の傲慢。その炎は火龍をも焼き払い、他の七熾に唯一対抗できる。

炎龍の龍核

代々リヴィングス王家に受け継がれるある種の呪い、もしくは祝福。建国当時今よりもなお人同士の戦争が激しいことに嫌気が刺した炎龍によって分けられたもの。

ただ一度火を入れることができ、その後使用者は死ぬ。その代わり莫大な炎龍の魔力を使用することができ、大抵の龍や敵は燃やし尽くすことが可能。

龍装

龍槍トルテカ

元となる龍は幾度となくリヴィングスの街を襲った老級。基本的に龍域から出ない老級の中では、かなり珍しい個体。羽毛があり、首の周りには立派なたてがみがあることが龍核解放の獅子に繋がる。

戦闘能力も高く1度目は街の防衛軍を蹴散らし、2度目は覇龍軍を返り討ちにし、3度目の覇龍軍と教会の龍狩との合同討伐隊の折、先代リヴィングス国王に討ち取られた。

龍核解放 ブラフマーストラ

込められた魔力を動力源に炎の獅子を打ち出す。ダースニックの炎の影響で蒼くなっているが元は赤。威力は雪の龍域内の天羽や龍血脈動時のカウレスには劣るが、その分残り火としてかなり残る。獣が見定めた獲物に執着するように、蒼炎の獅子も瘉える事の無い傷を残す。


ヨウム・リンドヴァルド

リヴィングス国王親衛隊の一員。年齢は1097歳。見た目は70前半。

長年騎士を務めており、国王に仕えるというよりは、国に仕えていると言える。長年と経験故に技量はかなりのものだが、魔力がそこまで多くない。上位2割に入れないだけで少なくはない。カウレスが15、ダースニックが10としたらヨウムは6。

龍との戦闘時にはあまり表に経つことはなく指示を出すことが多い。隊長が前に出るからね。

カウレスが生まれたあと、その教育約役となり、200年ほど彼と共にする。

性格は温和で誰にでも真摯に対応する。生きる目標を失いかけており、カウレスが一人前になったあとは密かにその元から去ろうと考えていた。

500年ほど前、堕ちた親友から赤子を託される。ヨウムが彼に抱いていた心情には確かに警戒と驕りとがあった。いつか出生の秘密を知り、国に反旗を翻すのではないか、けれど自分ならそれを止められる、という警戒と驕り。けれどそれ以上に、いやそんなものなど気にならないほどに、ヨウムが彼に向けていた愛は確かなものだった。

かくして老騎士は父として騎士としての責務を果たさんとし、かつての息子、そして現在のリヴィングスの仇敵アギナルド・モースウィッグに敗れ傀儡となった。

龍装

龍剣イル・ハン

群青色の二対の剣。元となる龍はリヴィングス東部海岸にて港街に甚大な被害を与えた老級。自身の鱗を自在に操り、その鱗と自身の間に水の波濤を形成する。ヨウム自身が討伐し新たな龍剣とした。

龍核解放 ブルーホライズン

片方の剣ともう片方の剣との間に水の波濤を形成する。一見使いづらそうに聞こえるが、連撃の合間に挟まれるとかなり厳しい。龍との戦闘にはあまり向かず、ヨウムは主に大規模魔術で止めを刺していた。


ルイーダ・カペチェ

現カペチェ村村長。年齢は1267歳とご長寿。見た目は80前後。

初代カペチェ村村長は彼女の曾祖父にあたる人物。カペチェはリヴィングス建国当時は一種のバザーのようなものであり、本来は国境付近ということで防衛のために砦や要塞が建設される予定だったが、ユーダニアとの関係悪化を嫌った王の采配によりその計画は白紙となった。そのことでカペチェは龍害への対策が難しくなり、その結果防衛兵が精鋭となった。当時はまだ龍人と人間との力の差が激しく、防衛につくのは龍人ばかりであり、龍討伐の功を立てた初代カペチェ村長が叙勲し村を興した。このことが龍人が貴族となるきっかけとなる。

ルイーダ自身も濃い龍の血を引いており、若いころは親衛隊にまで上り詰めた。村に現れた数匹の上級の内1匹は彼女が自身の腕を犠牲に討伐した。

性格は優しく、洞察力にも優れている。もし彼女が天羽たちの名前を間違えなければ、アギナルドの発見はそれなりに遅れはした。2人の息子がおり、今回の龍害では2人とも戦死した。もはや自分に遺された時間は短いと感じながらも、遺された孫達のために死ぬわけにはいかなくなった。


マリア・レーラン

リヴィングス国王親衛隊の一員。年齢は35歳。見た目は20代半ば。

長い歴史を持つ家の出身だが、その分血も薄まりマリアの代ではもう精霊と契約できるほど。龍の血を嫌う精霊にと契約できるほどにまで血が薄れた貴族はレーラン家が初。そういう意味ではかなり侮蔑の眼差しを向けられることもあった。母親がカウレスの妹フィオナの乳母となり、フィオナとは乳姉妹となり今でも仲がいい。血の薄い自分とは違い、血の濃いフィオナとの成長のギャップに悩まされる時期もあったが、今では妹のように感じており溺愛している。

性格は温和であるが好奇心旺盛。精霊のことが大好きな35歳。親衛隊の中ではお姉さん敵立ち位置であり、面倒見がいい。彼女の手料理は料理ではなく、毎年カウレスの誕生日は彼の命日になりかねない。おそらく彼女は料理を儀式か何かと勘違いしている。しかし意味のない行為を意味あるものに変える儀式とは違い、彼女のそれは意味ある行為を無意味なものへと変えてしまっている。

魔法使いとしても優秀であり、多数の精霊と契約している。相性がいいのは四海と嵐王の系譜。それ以外だとそこまで多くない。けれど十翼精霊の内二翼と契約している時点で魔法使いとしては上澄み。レティシアは例外。カウレスへの感情は複雑だが、それでも大事に思っている。好意の方向性が変わっただけ。


ローランド・オークス

リヴィングス国王親衛隊の一員。年齢は不明、自身も分からない。見た目は20前後

数十年前にリヴィングスにやって来た放浪者であり、その出自がゲネルシャフトであることはわかっている。

常にフードを被っており、自身の髪の色を隠している。その理由はゲネルシャフトで闇属性は高値で売られるため隠している、と本人は言っている。

ゲネルシャフトでなくとも闇属性は希少な存在であり、一部地域では忌み嫌われ、ぞんざいに扱われることもある。

リヴィングスに来たころは、しばらく路頭に迷っていた。しかしその街が龍に襲われた際、その龍を討伐したことで褒賞を与えられる。それがきっかけとなりカウレスと面識を持つ。勿論それはカウレスからの一方的なものだったが。カウレスからの兵団入隊の紹介状を貰ったときは詐欺かと疑い一度は捨てたものの、本人がわざわざ足を運んだことで、入ることとなる。カウレスとしては、褒賞を殆ど辞退したところに興味を持ち、紹介状を破り捨てたことがより気に入ったそうな。ローランドは今でも敬語を使うため、カウレスは少し寂しく思っている。

アギナルドは彼のことを亡国の王子と呼んでおり、彼の出自を多少なりとも把握している。

セシルとはそりが合わず、ちょくちょく喧嘩を吹っ掛けられては、それを適当にあしらおうとして火に油を注ぎ、その結果本人もキレる。そのたびにフランとアルバートに止められている。

戦闘能力は高く、親衛隊の中でも上位に食い込む。けれど彼は彼自身の力を振るわないため、それさえあればあるいは。

龍装

龍剣ニルヴァーナ

夕日がさし伸びる影のような剣。元となる龍は影の中を自在に泳ぎ回ることが出来、その巨体が沈むに足るほどの巨大な影も自ら作り出すことが出来た。リヴィングスで初めて観測された闇龍。月明かりの下街一つを影に沈めたことがある。最後は陽光の下にカウレスが討伐した。

龍核解放 タルタロス

剣身を周囲の影に刺し、その陰から無数の刃を形成する。龍相手には外殻を削らないといけないが、龍の中身に差し込んだ時それは真価を発揮する。

初期案では死ぬ予定であり、かなりのメインどころだった。けれど唐突にカウレスとアギナルドとヨウムの三角関係が構想をぶち壊し、無事生存。彼の活躍の機会は次章と

そのしばらく後。


セシル・ローレンス

リヴィングス国王親衛隊の一員。年齢は179歳。見た目は17歳

若干179歳にして親衛隊に選出された実力者。身長は低めだが、巨大な龍剣トンプソンを振り回し、龍を殲滅する。その華奢な体からは想像もつかないほど力が強く、それは緻密な魔力制御によるもの。他者の魔力制御が自身の動きを強化するものであるのに対し、彼女のそれは魔力で作った動きに体を合わせている。

精確は熱しやすく冷めやすい。そりが合わない人とはすぐ喧嘩するが、そのことも明日には忘れている。彼女自身興味ない人にはそもそも関わり合おうとはしない。喧嘩しているだけましということ。

休日にはよくフランを連れてお出かけしており、洋服とかを買いに行く。意外とかわいいものがすき。意外とか言うとキレる。ローランド2アウト。

実家はそれなりに大きな貴族ではあるため、外見で彼女をなめるとかなり痛い目を見る。本人からも実家からも丁寧なお礼がされるだろう。

龍装

龍剣トンプソン

春風が香る優しい緑色の剣身。元となる龍はそんな優しい存在ではなく、嵐を伴い街を転々とした災害。龍教会の龍狩とフランの父親の軍によって討伐された。

龍核解放 スプリングフィールド

自身を銃身として龍剣から風の弾丸を射出する。彼女の緻密な魔力操作により、その弾丸は龍の肉を抉り、龍核を破壊する。


フラン・エルフェメリア

リヴィングス国王親衛隊の一員。年齢は179歳。見た目は17歳

若干179歳で親衛隊に選出された実力者2人目。彼女の矢は地平線の向こう側の龍をも射貫くと言われている。本人曰く、射る前に当たると思えば結果は常にあったているんだよ、とのこと。天才はこれだから。

彼女の家はもう血も薄くなってきた没落貴族(それでも別に地位は低くない)だが、先祖返りにより彼女は一族の期待の星となった。500年ほど前なら彼女はモースウィッグで毎日切り刻まれていただろう。危ない。

子供の頃はその才能故に天狗となっていたが、覇龍軍第七訓練兵団時に油断していたセシルに叩きのめされ、改心。彼女とはそのころからの長い付き合い。セシルはそのことを覚えていない。

休日はよくセシルとお買い物をしており、本人はかわいいものよりも落ち着いた見た目の服の方が好み。見るのはかわいい方が好き。

包丁を握らせてはいけない人2人目。彼女の場合はどちらかというとこの身が分かれる味。極端な味がこの身で激辛だったり、激甘だったり。2人とも実家でさんざんおいしいものを食べてきているはずなのに、なぜこうも味覚が残念なのか。

龍装

龍弓ルガスーク

褐色の巨大な弓。元となる龍は土龍にしては珍しく空を飛び、高高度から自らの頑丈な鱗を落とすことで都市を壊滅させたことがある。近接戦闘は苦手だが、質量爆弾となる鱗に阻まれてなかなか撃墜することは難しい。数代前のリヴィングス国王直々に討伐されるほど、危険視された龍。

龍核解放 ブリューナクコール

魔力を込めた矢をつがえ、それを上空に放ち破裂させることで戦場に彼女の魔力が籠った矢の破片を降らせ、龍を殲滅する。老級や上級には効きずらいが中級以下の龍相手なら一方的に蹂躙できる。本来なら必ず命中する訳では無いが、全ての起動をフランが予測することで、全弾命中させている。

北部砦では一番の功労者。


アルヴァ―ト・デュラン

リヴィングス国王親衛隊の一員。年齢は368歳。見た目は30前半

親衛隊唯一の魔術師。魔術士としての腕は雪よりも上。彼女の師匠のフェリスよりは下。本人も自分の実力はぼちぼちだと思っており、日々鍛錬を怠ったことはない。

リヴィングスの魔術師はほぼ全員が魔術院オーガスタ出身であり、そこで研究職に就くか、軍属になるか選べる。彼の場合、イゼルマ学長の教え子だったこともあり、研究職に就くかと思われていたが、軍属となり周囲に驚かれた。彼自身戦うことよりも研究の方が好き。だがそれよりも好きな女性の為なら頑張れるよね。

二児の父。愛する妻とはオーガスタで出会い、彼の人生をかなり変える。彼女と結婚するために軍属になったといっても過言ではない。

彼の在学時の研究テーマは「木属性魔術を利用した食用作物生成の半永久的魔術理論」その研究は今でも後輩たちに受け継がれ、時期に体系化して実験段階に移る模様。やはり研究職の方が向いてる。いまでも時々助言を頼まれることがあり、その都度研究を進ませている。農業に向いている土地がすくないリヴィングスにおいてこの魔術理論が完成した暁には、彼の名前は歴史に刻まれる。やはり研究職の方がm、

けれど終末の龍害の影響で魔術院は消滅。彼らの研究は白紙に戻ることとなる。だがそれは彼の家に研究データのコピーが無ければの話


ノエル・バルトファルト

リヴィングスドラグーン隊隊長。年齢は573歳。20後半

ドラグーンという立ち位置はとても特殊であり、小隊規模の隊長でありながら、その発言力は各兵団長と同等。龍との出会いはわずか3歳。当時ドラグーンだった父の膝の上で大空の雄大さと龍のかっこよさを知る。普段は我慢しているが、他人の龍であれ抱き着きたくなるほどの龍狂い。無表情の仮面の下には人には見せることのできないデレ顔がある。

龍の次に好きなものはダースニック王。父の影響で剣を習っていたが、即座に寄りに切り替えるほど、彼の槍捌きに惚れてしまった。少々惚れっぽい。

しかし父への義理を通すため剣もやめることなく続け、とある龍装と運命的な出会いをする。

ドラグーンとしては史上稀に見る天才。彼女の操龍技術は世界でもトップクラス。龍がひしめく戦場を駆け回り、崩壊した伝達網の代わりをこなせるのは彼女だけだった。

本来は龍を殺したくは無いため、一時は龍教会に入信し戦うことを辞めようかとも思っていたが、ダースニックにドラグーン隊隊長を任されその気が失せた。

龍装

龍剣トネリコ

片手で握るには長すぎる長剣と盾とがセットになった珍しい龍装。

元となる龍は尾が剣のように鋭く、両翼が盾のように硬い攻防一体となった龍だった。被害はそこまで大きくないものの、力試しのように人の集団を襲うことがあり、その際に選んでしまったのがダースニックがかつて所属していた部隊。南無

龍核解放 ミストルティン

盾に長剣を突き刺すことで槍とかす。破壊力はないが、その分一撃一撃に込められる魔力量が多くなり、重くなる。ラニウッド相手には使わなかったが、まだ奥の手がある。


フィオレ・アウスタンド

リヴィングス第二王女。年齢は35歳。見た目は10歳前後。

ダースニックの子であり、カウレスとは腹違いの兄妹。見た目の割には大人びており、自身の立場も理解している。生粋のお兄様子でマリアが幼いころはよく2人で城の訓練場に赴き、カウレスとヨウムの稽古を眺めていた。

性がリヴィングスではないのはまだ成人の儀を終えていないため。まだ権力を持つことはなく、責任もない。けれどいずれ彼女もリヴィングスを背負うものとなる。その未来は案外近いのかもしれない。


アーシャ・リンドン

ユーダニア出身。19歳。ナインティーン。見た目は小4。

ユーダニア出身の孤児。本来ならば彼女も自衛できるぐらいには戦えるが、大人たちから子供を託された。今リヴィングスにはユーダニアの孤児がかなりおり、レティシアが連れてきた彼女のグループはその中の1つに過ぎない。

みんなのまとめ役というのもあり現在背伸び中。けれどまだまだ甘えたい年頃。彼女がこの災害の渦中で泣いた回数はなんと1回。ようやく現れた子龍に不安とやるせなさをぶつけてしまった。

天羽や雪をお兄さんお姉さんと呼んだのは甘えたい気持ちが少しあったから。実年齢を聞いた時は少し、いやかなり恥ずかしかった。何せ年下に甘えているのだから。

実はアギナルドのことをあまり信頼していなかった。彼女は龍眼を潜在的に扱うことができ、子供だからとアギナルドが隠していなかった魔力をたまたま見てしまったから。

名前の件がなければ、アギナルドが黒幕だと断じるのは天羽ではなく彼女であったかもしれない。


ラニウッド・ミロヴィッチ

精霊教会に属する魔法使い。ゼーブデイトの軍がリヴィングスに応援に来た際に成り代わり、ゼーブデイトの軍が退却した後もリヴィングスに残り続ける。

魔法使いとしての実力はそこまで。彼の本領は精霊騎士として前に出て戦うこと。

彼がもつ霊装は第10位「終焉(フィーニス)」その機能によって作り出されたコピー。それでも霊装に宿る記録を自身に投影し、ドラグーン隊隊長であるノエルと互角の勝負をするほど。

最後は黒糸に霊装諸共飲まれ、ソドム・ゴモラ復活の一助となる。龍害が始まる前にともに潜入した仲間と共に、リヴィングスの魔法使いたちに話を持ち掛けゼーブデイトに逃げようとする。

彼にだけレティシア確保を上司は命じていたが、意外と人望もあるのか先導役以外は残ってくれた。


ヴォルフ・フォールン

アハカにいた謎の龍人。年齢、出身地共に不詳。見た目は10代後半

記憶もなく記録もない。全てが謎に包まれた美少年。その実力だけは確かで、上級程度なら苦戦はしない。

食べることに執着しており、特に雪の手料理が好き。

誰にでも同様の態度で接し、たとえ敵であっても、優しく話しかける。それは相手を敵として認識してないがゆえの傲慢。

基本的に何もされない限りは何もしない。しかし借りはちゃんと返すタイプ。人はそういうものだと知っているから。

天羽の思想にはある程度理解を示しており、より多くを救うためにきっと彼は何かを犠牲にする。

戦いがない時はベルクスで食べ歩きを楽しんでいた。それが出来ない現状が少し寂しい。

彼の顔は男にも女にも見える中性的なものである。彼がそうしようと思えば、その顔で相手をある種の催眠状態にまでできるほど、顔が整いすぎている。

ちなみに料理が下手な2人のうち、危ない儀式をする方の料理は彼でも顔をしかめる。もう片方の極端な味付けをする方の料理はそれなりに美味しいと感じている。味の濃い地域に住んでいたのだろうか。

龍装

龍槍フヴェズ

白亜の無機質な槍。

龍核解放 ラグナロク

魔力放出


ナルバレック

子龍。年齢不詳。ただ、それだけ。

それだと少ないので1つだけ、胸はない。昔は欲しいと思ったことはあった。そんな少女時代も彼女にもあったということ。


アギナルド・モースウィッグ

呪いの子。モースウィッグの遺児。子龍へと至れなかったもの。彼を指す言葉は数多くあれど、彼が望み求めたものはただ1つ。けれどそれが得られることはない。

彼の出自には多くに犠牲が伴い。母と呼べる存在は出生のタイミングで死んでしまった。その死屍累々の上に産まれ落ちた彼であっても子龍には至れなかった。

彼の父カルロスは体内の龍核の有無が子龍への条件だと考察し、先祖返りである母体の胎内に龍核を埋め込む実験を繰り返した。しかし龍核から漏れる高濃度の魔力は母体を蝕み、産まれる前に死亡するケースがほとんどだった。産まれた赤子も長く生きることはなかった。

最後の実験。もはや魔力に蝕まれた彼は自身が長くないことを自覚していた。それ故か捧げた龍核は彼の愛剣の龍核、闇龍オーグスウェンのものだった。それは長らく龍装に封印されていた龍核。それは荒ぶることを忘れ果て、器に収まることをよしとした老級の成れの果て。かくして赤子は生まれ落ちた。先祖返りの母を持ち、体内に龍核を宿し、そして己が体を龍核を封じる龍装として。

先祖返りの体系化は研究によって明らかになったが、龍核の存在は未だ知る者はいない。アギナルド自身も体内に龍核があることを自覚することなく死亡した。もし、認識が違っていたら、彼は本当に子龍に至れたかもしれない。

彼が最初にアギナルド・オークスウェンと名乗ったのは、偽名を使う時はなぜかオーグスウェンと名乗りたくなるから。普段は名前の方を変えている。今回名を実名にしたのは、ひそかに期待していたのかもしれない。多分それを本人は否定しただろう。

龍装

龍剣ソドム・ゴモラ

黒い剣身に僅かながらの白く光る星を宿す龍剣。元となる龍は後述。

龍核解放 バビロン

剣身から黒い糸を発生させる。黒糸はわずかに触れると精神を蝕み、触れた対象を操ることが出来る。例え解放されてもそれなりに期間は後遺症が残り、夜悪夢にうなされる。黒糸を束ね長距離にも対応でき、鞭のようにしなるそれは、例え防いだとしてもかなりの衝撃が相手を襲う。


土龍ダケステ

テノティトに襲来した老級の龍。本来なら一斉に侵攻するところを早く来てしまったドジっ子。外殻は非常に硬く、並みの龍核解放では傷一つつかず、アモウのアド・アストラ、雪の大規模魔術でやっと。

龍域内では自在に地面を操ることが出来、巨大な土の津波を起こすことも出来る。そのうえ、視線を向けたものを石化することもできるが、動きが遅く首の可動域も狭いので、対処は比較的楽。

土龍の中ではそこまで硬くない方だが、それでも今の天羽たちは苦戦を強いられる。


木龍オフィオコル

モースウィッグに自身の龍域を刻印していた老級の木龍。東部龍害を率いていたのもこの龍で、一度アギナルドに完敗している。龍域内では巨木を形成し、その頂上に座している。巨木の枝葉、蔓、果実などを操ることが出来る。それを利用して龍の死骸を集め蔦で覆い、龍人形としている。龍人形も強く、龍域内であればそれ単体で上級に匹敵するほどの力を持つ。相性差はあれど、カウレスが1人でも倒せるほど。彼を天秤の片側には乗せられないが、それでも老級としてはかなりしょぼい。


水龍ヴワイフ

南部砦において天羽とヴォルフが討伐した老級の龍。常に自身の周りを水で満たしており、移動するときはその中を泳いでいる。しかし龍域外だと自身で大量の水を生成するのは難しく、どこからか調達するしかない。

操る水の光の屈折率を操ることが出来、透明な水を作ることが出来る。

昼間はその力を用いて太陽光を屈折させレーザーを放っている。水龍にしては珍しい部類。

夜間は水の戦場を水のドームで覆い、屈折率を最大まで上げることで完全な暗闇を作り、相手を奇襲する。

龍域内では大量の水を用いて戦場を支配する。水に飲まれた以上、彼の龍に対抗する手段はない。が今回は出番なし。


火龍ウィチトリ

西部砦を襲った七熾を担う老級の龍。担う炎は黒炎。あらゆるものを燃やし尽くし余燼すら残さない。リヴィングス至上最も被害を出している龍であり、一部地域では炎龍よりも恐れられている。それを本龍が聞いたらもっと怒る。幾度となく討伐軍を組まれているが、その都度撃退しており、過去に2度蒼炎の担い手を殺している。

龍域内では自身が決して触れることはできない弱者を黒炎で再現しており、普段はそれらを周囲に侍らせているメルヘンな性格。たとえ小動物をもした黒炎でも無論触れれば灰燼と化し、即死級の攻撃が周囲を跋扈している。攻撃とは最大の守りであり、彼の龍域では生者の存在は許されない。

炎龍のことを敬愛しており、機能以上のことをしようとして過去に何度か炎龍に殺されかけている。


闇龍ソドム・ゴモラ

アギナルドが龍核廻転を使って呼び起こした老級の龍。ソドム・ゴモラは1本の糸から始まった。それは周囲の動物に寄生し自身の肉として吸収し、ようやく龍として初めて形を成すことが出来た。それはものに宿る記録を魔力に還元し、自身の糧とする。本来なら許されざる行為だが、この龍の場合消費ではなく循環。それゆえに天上の主からは見逃されている。その本質は模倣。取りこんだ物体、生物問わず模倣することが出来、龍の身体を得たのもそういうこと。

テノティトに現れた黒糸の群れはまず最初に民家を吸収し、そこから魔力を得てさらに黒糸を増殖。最終的に魔術院オーガスタとラニウッドが所持していた霊装が引き金となり、龍体を取り戻す。龍体内部に2つの龍核を感知してはいたが、どちらも強い意志により守られ吸収することはできなかった。

頭脳体である東部が切り離されたとき、身の危険を感じた彼は自らの敵に最も効くであろう生物の模倣を試みた。それはアギナルド・モースウィッグ。形を、外見だけをまねるはずだったが、自らの内に魂が残っていることを彼は失念していた。

頭脳体として成り代わったアギナルドはしかし、最後は龍の機能に飲まれ、そして完全に龍と化した。

人との敵対が龍の宿命ならば、龍となった彼に生き残る道はもう残されていなかった。


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