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十束の神滅者  作者: 北猫新夜
独立国アザミ
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38話 綺麗な夜空

 良奈さんの家に帰るとまず僕と竜胆と菊弟は水を飲みまくった。そしてお風呂を勧められた。良奈さんのお風呂は大きいらしいので、僕と竜胆と菊姉で入ることになった。


 最初は僕たちが入ることになったので今お風呂場に居る。


 服がなかなか脱げない。汗で服の全面積が濡れているから。


 服を脱ぎ終わりお風呂への扉を開けるとそこには・・・


 「おぉ!デカイな!」


 扉を開けると温泉などで見かける大浴場を思い浮かべるほどの大きさ、左にお風呂、右にシャワーがある。


 僕たちはまずシャワーを浴びる。シャワーは5個あり全て鏡が付いている。


 ここのシャワーは凄い。赤いボタンを押せばお湯、青いボタンを押せば水が出てくる。赤いボタンと青いボタンを同時の押せばぬるいお湯が出てくる。例えるなら、市民プールで暑すぎてプールが水でなく、ぬるい微妙な水になったようなお湯。


 止めるにはお湯を出しているなら赤いボタン、水を出しているなら青いボタンを押せば止まる。


 僕たちはシャワーに感心しながら体を洗った。


 洗い終わると次はお待ちかねのお風呂タイム。お風呂の横には大きな窓があり、周りから見られない?と思ったけれど、良奈さんからこの窓はマジックミラーと聞いたので僕たちは落ち着いて、きれいな夜空を眺めながらお風呂につかることが出来る。


 「では行きますか!」


 「はい!行きましょう!」


 僕たちはゆっくりと入る。


 足指からゆっくりとつけていき、足が着くと膝を曲げてまたゆっくりとつかっていく。お尻が着くと膝を斜めに伸ばしてまたゆっくりとつかっていく。お腹がつかり、肩がつかる。ここで僕たち窓の奥にある夜空を見た。


 キルに支配された国「アザミ」。僕の思っていた国とは全然違った。


 入国当初は皆、理不尽に働かせられて苦しい生活を送っている、と思っていたがその予想は半分正解、半分不正解だった。


 辺境にある追放された村「キンレンカ」では既定の量の物資を一か月に一回納めるために働いている。納めなければ村長のように殴られたり蹴られたりされる。これが半分正解。


 アザミの首都「ペシュニア」ではキンレンカとは違い、皆笑顔が絶えなく、おいしい?料理も食べれて夜は


 この夜空を見ているとここに来た目的であるキルkillをしなくてもいいんじゃないかと思ってしまう。僕たちがキルkillをすることでこの町は戦争状態になってしまうかもしれない。


 ・・・いや、これは僕の終息のためなんだ。他人が犠牲になるのは嫌だがこれも世界のため。


 僕はキルを倒すまでは僕は死ねない。これは意思ではなくそう言う体になっているんだ。


 僕は手をお湯から出して手をパーにして夜空へ掲げた。

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