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十束の神滅者  作者: 北猫新夜
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3話 忘れたい記憶

 『お前は『神』になれる』


 『流石私の子だ、えりか』


 この言葉を何度聞いたことか・・・


 『お父様、どうして『私』は『神』になれるの?』


 『お前にはその力がある。乃薔薇家 初代当主「乃薔薇ノバラ 妖楽ヨウラク」が持っていた、第十神滅しんぼる「黄薔薇」をお前は宿している。その力は、『神』に対抗でき、『神』を殺すこともできる』


 『私』の背中には生まれつき、黄色の薔薇の模様が入っている。これは何をしても消えない。


 『私』は聴いた。


 『『神』になったらどうなるの?』


 『『神』になったら、~~~~~~~~~~~~』


 そこから先は覚えていない・・・

 

 いや思い出したくない・・・

 

 それが、僕が望んだことなのだから・・・


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


 僕は目を覚ます。


 見慣れた天井、落ち着くにおい、全身を預けられる布団。


 僕は寝るのが好きだ。


 嫌なことを忘れさせてくれるから。


 だが、あれだけは忘れさせてくれない。


 一番忘れたい昔々の記憶。


 あれさえ忘れれば、新しい自分になれる。乃薔薇えりかじゃない、新しい僕に。


 ・・・・・・

 ・・・・・・


 僕は朝ごはんは食べない。


 理由は単純、朝起きれないから。

 

 どれだけ寝るのが早くても、毎日起きるのは10時。朝ごはんを食べようにも微妙な時間なので、僕は朝ごはんは食べない。

 

 朝昼兼用ということだ。

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