26話 竜胆と戦前のご飯
菊姉弟を戦闘不能にして置いて行ってから数時間経ち時刻は夜ご飯を食べる時間になった。今日は家で御伽と食べようとしていたがある人から連絡が来て昨日と同じように外食になった。
連絡で来てと言われたところはかつ丼屋「パキラ」。この店は昔からあり僕も昔はある人とよく来ていた。
ある人は「パキラ」が好きらしい。「パキラ」は花の名前であり花言葉は「勝利」や「快活」などの意味があり、かつ丼は勝負に「勝つ」などかつ丼屋「パキラ」は戦前によく行っていた。
かつ丼屋「パキラ」は1店舗しかない。店の店主は代々同じ1族がなっている。
昔から店の位置が一度も変わっていない。今は建物だらけだが昔は何もない所にポツンと立っている店だった。
店に入ると中には客はいない。昔も客は少なかったが0と言うことはなかった。
店は店主1人で回している。店に入り今の店主に会った。店主は僕を見るとこちらへと言うかのようなしぐさをして僕はある人がいる所に案内してもらった。ある人がいる部屋に着くと店主は1回お辞儀をして厨房へ行った。
部屋の扉を開けるとある人・・・竜胆が居た。
「おつかれ、えりか」
「どうも」
僕は竜胆からの言葉にそう返し座った。
「注文はもうしたよ特盛2つ」
「ありがとう」
昔から僕と竜胆はかつ丼特盛を頼む。普通のかつ丼より「勝つ」効果が増すと思っているからだ。
「この店に来るのも久しぶりだね」
「確かに、最後に来たのは何・・・」
僕が言おうとした時、部屋の扉が叩かれた。これは注文の品がきた合図だ。
僕は扉を開けた。
「お待たせしました。かつ丼特盛2つです」
店主からかつ丼特盛を2つ受け取ると店主は帰って行った。
「この匂い久しぶりだな」
「あぁ」
かつ丼を受け取り、蓋を開けると懐かしい匂いと同時に凄く食欲が湧いてきた。かつ丼と一緒についてき箸を手に取り僕はかつ丼を口に入れた。
・・・・・・
・・・・・・
僕と竜胆はかつ丼を食べ終わり食後の話をしていた。
「やっぱりここはいいな。明日から始まる戦い、負ける気がしない」
僕も明日から始める戦い、負ける気がしない。すごいなかつ丼、いや「パキラ」のかつ丼。
「それよりえりか、菊姉弟を戦闘不能にしたんだって?」
「・・・明日の準備運動としてちょっと力入っちゃって...」
「まあ、いいけどね。菊姉弟を行かすのはちょっとした訓練としてだから」
竜胆は僕となら国1つ滅ぼすのは簡単らしい。
「どのくらい掛かるだろうな・・・」
「そんなに掛からないんじゃない?」
「ふふっ、確かに。えりかがいればすぐ終わるか」
「キル第十支部で体の劣り、めっちゃ感じたんだけど...」
あの速度の攻撃に当たるようじゃ昔なら死んでいた。だからこそ、菊姉弟と戦っている時に力が入ってしまった。
「えりかならまたすぐに昔のようになるよ」
「そうなってもらわないと困る」
僕がそう言うと竜胆は笑った。
「帰るか」
竜胆が立ち上がりながらそう言った。
「うん」
僕も竜胆のように立ち上がりながら言った。そして部屋の扉を開けて店を出た。
そしてそのまま竜胆と別れて家に帰った。そして眠った。
(余談だが、かつ丼代は竜胆が出してくれた)




