23話 独立国「アザミ」
「・・・次の目的地は独立国「アザミ」にあるキル第六支部だ」
独立国アザミ。ここはキルの侵略前までは有名な資源国としてたくさんの貿易船が行き来していたが、キルの侵略後貿易船の行き来を禁じ独立させ、キル関係者以外入れなくなった。キル第十支部も独立国アザミから資源を仕入れていた。
「いつ行くんだ?」
「2日後」
・・・
「もう一度聴くいつ行くんだ?」
「だから2日後だよ」
「・・・なんで2日後なんだ?」
「私としては明日に出たかったんだけど菊たちは疲れているだろうからね」
僕と豊果がキル第十支部に行っていた時、菊姉弟はキル第9支部に行っていた。
「それは菊たちに言ったのか?」
「もちろん、報告をしに来た時にちゃんと言っておいたよ」
「行く日は分かった、どうやって行くんだ?」
キル関係者以外入れない所にどうやって入るのだろう...
「それはもちろん正面突破。船で行くよ」
こいつには呆れるしかない・・・
「危なすぎだろ・・・」
「ふふっ、強者は正面から行くものだ。それに今回は私とキルkillの豊果以外の序列者3名でいくつもりだからね」
豊果以外の序列者3名、僕と菊姉弟だろう。僕もそれでいいと思う、人数が少ない方がやりやすいし序列者は危なくなっても自分で対処できると僕は思っているから。
「4人か・・・」
僕と竜胆と菊姉弟でキル第六支部を落とす。いや、キル第六支部=独立国アザミと認識した方がいい。
言い換えると僕と竜胆と菊姉弟で独立国アザミを落とす。支部ではない国自体を落とす。
「そうだ、4人だ。ふふっ、考えるだけで興奮が止まらない!『4』対『国』!これほど興奮することはあるだろうか!!」
竜胆が椅子から立ち、叫びながら言った。
「それに今回は私も戦う!本当に久しぶりの実戦!引き金を引きたくて手がうずうずしているよ...!」
「竜胆ってそんなに戦闘好きだったっけ?」
確かに竜胆は昔から戦闘が好きだったと思う。だが、こんなに叫ぶほど好きだとは・・・
「私はスリルを味わいたいだけさ。こんな安全地帯から指示を出すより、戦場で指示を出す方がスリルがあって楽しいからな!!」
竜胆はそう言うと椅子に戻った。
「と、言うわけで2日後に船で独立国アザミへ向かう。時刻は朝の11時だ」
「了解」
起きて1時間後に出発か...
「・・・えりか、久しぶりの共同戦闘だな。戦い方は覚えているかい?」
もちろん覚えている。あれは僕の心に残った深い深い出来事。
「あぁ、覚えている」
「菊たちが居ても戦い方は変えない」
「分かった」




