16話 チョウセンアサガオの罠
あれから、危険になることはあるが確実に成長していると思う。
初め全員が危険になっていたが今は、危険がかなりなくなってきているので僕と豊果は、僕たちに襲い掛かってくる命知らずの敵を殺す作業をしていた。
第2回、3回と戦闘が終わり目の前には階段があった。
「この上だな、居るのは」
「そのようですね」
僕と豊果はそのような会話をして
「これからこの階段を上がります。僕たちが先に上がりますので、皆さん注意して上がってください」
この階段1段、1段隙間が空いていてなにか怪しい。空いている隙間から、なにか出てくるかもしれない。
「皆、この隙間には気をつけて」
先ほど皆と話したおかげで僕も皆に指示をだすようになった。
僕の言葉にみんな頷いた。
そして最後の一組が階段に足を乗せたその時・・・
「しゅっ」
と音がして、針が飛んできた。数は少なそうだ。
僕は飛んできた針を剣の鞘で防いだ。
豊果も剣の鞘で防いだ。
皆を見ると奇跡的に剣の鞘に針が当たって針は刺さっていないらしいが、防げていないやつもおり、足に針が刺さっている。
これ...皆の鞘に当たるように飛んできたのか...
見た限り、針が刺さっているのは足だけ。
後ろに逸れた針はない。...と言うことは、こいつら《キル》は僕たちの『柄』だけを狙ってた?僕たちが何処を通るか分からないのに、針は確実に針はみんなの鞘に向かって飛んできた。
そんなことを考えていると、下から苦しそに呼吸している女子訓練生の姿があった。
僕たちはその子のもとへ駆け寄った。
「どうしましたか?」
豊果がその子に聴いた。
「はぁ...はぁ...あ…頭が痛くなって...はぁ...なん...か...顔が熱く…なって…前がぼやけて…はぁ...」
僕はピンときた。
「これは朝鮮朝顔の毒だな」
僕は皆にそう言った。
「朝鮮朝顔の毒?」
豊果がそう聞いていた。
「あぁ、頭痛がし瞳孔が拡大、顔が熱くなって前がぼやける。この症状は朝鮮朝顔の毒の効果に似ている」
「なぜえりかさんは朝鮮朝顔についてそんなに知っているのですか?」
「・・・昔、竜胆に教わった。それに、朝鮮朝顔は規制されていない麻薬で有名だ。それだけ」
そう言うと豊果は・・・
「なるほど...司令官のことを見直さなくてはなりませんね...それよりもこの毒はいつまで続くんですか?」
「...最低でも8時間長いと数日はかかるな」
皆が驚いている。
「8時間ですか...解毒などは知っていますか?」
豊果は顎に手を組み考えながら言った。
「すまん。解毒は分からない...」
僕はうつむきながら言った。
「・・・仕方ありませんね...渚さん立てますか?」
この子の名前渚って言うんだ...って言うか豊果覚えていたのか。
渚と呼ばれた子は首を横に回し、立てないと言っている。
その時・・・
「ひゅっ」
階段上から、豊果に向かって8本の針が飛んできた。
全て豊果に向かっており僕は剣を抜き、豊果向かっている針8本を全て防いだ。
「はっ!...ありがとうございます。えりかさん助かりました」
豊果は剣を抜こうとしたが、間に合わなかった。
「それにしても今の完全豊果を狙ったものだったな」
「そうですね...」
豊果に針を投げた男は針を投げ何処かへ行った・・・
「ひゅっ」
また階段の上から人の気配がし、見てみたら5人が針を投げてきた、計40本。
しかもその針は、僕と豊果を狙ったものだ。
僕は抜いていた剣で針の先を弾き、階段を上り針を投げてきた5人の首を斬った。
後ろを向き、豊果たちが無事なことをみて皆に、「上がってこい」というアピールをした。
「ふぅっ、これはもうそうとしか考えられませんね」
「あぁ、この針は僕と豊果を止めるためなんだろうな」
最初の針も僕と豊果は剣を抜けず鞘を使って防いだが、渚以外は皆、鞘に当たって助かった。
2回目の針は、豊果に向かって投げられたもの。
3回目の針は、完全に僕と豊果だけを狙って針を投げてきた。
10組の中の1人が「なんでえりかさんと豊果さんだけ狙われているんですか?」と聞いてきた。
「それはやはり、俺とえりかさんが厄介と感じたからでじょうね」
豊果は質問に答え、針が刺さってしまった渚に・・・
「すみません、渚さん。俺とえりかさんをあなたを巻き込んだしまって・・・」
豊果は渚にそう謝った。
「すまない、渚」
僕も狙われていたので渚に謝った。
そんな渚は答えられる状態ではなかった。
「・・・えりかさんは進んでください。俺は渚さんを安全な所・・・いやこんな場所に安全な場所なんてありませんよね・・・」
豊果は考えながら
「・・・やはりえりかさんは進んでください。俺は渚さんを車に乗せてきます...」
そう言って、豊果は渚をお姫様抱っこをした。
「えりかさん、頼みました」
「あぁ...任された」
僕がそう言うと、豊果は笑い後ろを向き走り出した。
これも敵の狙いだったのだろうか、と僕は豊果が去ってから考える。
豊果がいなくなったので自動的に僕が指揮をとらなければならない...
だが、任されたからにはちゃんと遂行する。
それが乃薔薇えりかである。
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