12話 後2週間
後2週間、どう過ごそうか・・・
竜胆から突然伝えられた、2週間後キルを殺す始めることを。
新人を鍛えようか・・・いや僕に鍛えてほしい人なんて、いるのかな?
そんなことを考えながら、1週間が経った。
僕は今・・・
「もっと予測しろ。足の向き、手首、目線、些細な動き、すべてを読んで予測しろ。そのくらいできるだろ戦闘狂」
戦闘狂(豊果 己叶)の指導をしている。
あれから考えて、キルkillに入るにはかなりの戦闘の才能がいるが僕が人に1から教えるのは無理だと感じ、だったら1から教える必要がない人を鍛えようと思い、キルkillの1階にある掲示板に「『孤独の天災』に鍛えられたい人募集中『死なない保証はありません』」と、入ったばかりの人は怖くて頼めないと思い、中級者くらいの人たちがくると思ったのだが、全然人が来なく4日目に来たのが、豊果だった。
豊果は1日目から掲示板に書かれていることに気付いていたらしいが、後2週間と言う短い期間に自分が入るのはダメだと思ったらしい。
だが1日、2日、3日と暇そうな僕を見て、「あれ?誰からも鍛えてほしいと言う声がないんじゃないか?」と思ったらしく、4日目に僕に声をかけてきた。
僕も、何もしないで2週間を過ごすのは嫌だったので、豊果を鍛えることにした。
・・・そして、今にいたる。
今回の戦闘も僕の勝ちだ。
「動きもよくなってきたし、読みもよくなってきた。今だったら、菊に勝てるんじゃないか?」
菊は力でおしてくるので動きが細かい人が苦手だ。だが、あいつは隙がなく、かわしてもすぐにまた攻撃がくる、しかも速い。だからみんな耐えられず負けていった。こいつもそのうちの一人。
「あいつに勝つにはまだ、読みが足りません。もっと早く読まなければ、あいつの速度に負けます。それに、力にも...」
「深く考えすぎじゃない?確かにあいつは速いけど、隙が無いわけじゃない。そこを突けば1発でKOだよ」
「それはあなただから言えるんですよ。俺は、あいつの速度についていくのが精一杯で、隙を見つけるなんて今は無理ですよ」
後1週間、豊果が菊に勝てるくらいに育てれたら、いいなと思う。
「さぁ、もう一回お願いします」
そう言って剣を構える豊果
「やろうか」
僕も剣を構える
「初め!」
僕と豊果の剣が交じり合う。
それから1週間、豊果以外の誰からも鍛えてほしいと言う依頼はなかった・・・
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10月に入り、今日からキルを殺し始める。
僕の『最後』の戦いが始まる。




