11話 同僚と夜ごはん
キルとの戦いが後約2週間で始まると竜胆に伝えられた。
2週間何ができるだろう・・・
そんなことを考えながら、キル電を見ると6時だったので、夜もキルkill本部でご飯を食べることにした。
5階に来てみると、昼と変わらずあまり人が居なかった。早く来たからだろう。本日2回目
今回は、オムライスではなく、えびグラタンを頼もう。オムライスは昼に食ったからな。
えびグラタンの注文受付に行き・・・
「えびグラタン2つで」
えびグラタンも、チーズ入りオムライスと同じで時間がかかるので席に座り、待つ。
今日は濃い1日だったな・・・
戦闘狂と出会い、子供たち救出作戦を実行し、失敗、神滅者との出会い。
本当に濃すぎる1日だった。
そう思って、僕は机に伏せた。
「おや、机に伏せられているのはえりかさんじゃないですか」
「え!マジで?...マジじゃん!えりかじゃん!!」
嫌な声が聞こえたので、僕は無視することにした。
「無視は悲しいですよ。えりかさん」
「えりか!久しぶりなんだから、話そうぜ!!」
・・・・・・・・・・
僕が無視を続けていると、こいつら・・・僕の前の席に座ってきた。
僕はえびグラタンをすぐとれるように、えびグラタンの店から近い席に座った。しかし、その席は4人席で、こいつらは僕の前の2席に座った。やらかした...
しかたないと思い僕は顔を上げた。
「はぁ、なんで戦闘狂に1日2回も会わないといけないんだ...それに元気マンにも...」
「俺と1日に2回も会えるなんてラッキーだと思ったほうがいいですよ。いつも、戦闘室にいますからね」
「ははっ!!確かに!こいつと戦闘以外で会えるのはラッキーだな!っていうか、元気マンってやめてくれよ?!」
元気マン、改め「菊 対武」は「キルkill」"序列3位"の実力者。なぜ僕が菊のことを元気マンと呼ぶのか、会話を聞いていたらわかるだろう、こいつはめちゃくちゃうるさい。どんな時でも元気なので、僕は「元気マン」と呼んでいる
「お前は元気マンがあっているだろう...」
「はぁ、いいよ、それでいいよ!それにしても、久しぶりだな!今日は何の用で来たんだ?」
「昼は竜胆に呼ばれてきた。今は時間も時間なので夜ごはんにしようと」
「竜胆さんに?」
「お前も竜胆に呼ばれたんだろ?」
「なぜわかった?!」
竜胆は一人一人に話すタイプではなく、みんなの前で話すタイプなので、豊果が呼ばれているなら菊も呼ばれているだろうと言う推測である。
「竜胆はそういうタイプなんだよ」
少し間をあけて・・・
「そんなことより二人とも、話は聞いた?」
「えぇ、2週間後にキルを殺し始めるとね」
「あぁ!確かに言ってたなぁ!そんなこと!」
菊は忘れていたらしい...
「・・・分かっているなら、それでいい...それよりお前たちは普通に言われたか?2週間後にキルを殺し始めると?」
「?いいえ、普通ではなかったですね」
「どんな風に言われた?」
「確か・・・『バッカリスがもうすぐ咲く時期だな』と言っていましたね」
まさかの僕と伝え方が同じだった。
「お前たちはそれで分かったのか?」
「分かりませんでしたよ。それで、意味を聴いたらため息を吐いて・・・」
『はぁ、この意味は2週間後、つまり10月からキルを殺し始めると言う意味だよ...はぁ』
「と、このようにあきれていましたね」
分からないのが当たり前なのに、あいつは何を期待しているんだろう...
「キルkillの皆さんにもそう言っているんじゃないんですか?」
竜胆・・・
「・・・それよりさ、言うの遅すぎじゃないと思わなかった?」
僕の問いに豊果と菊は・・・
「まぁ思いましたが、司令官はそういう人なので」
「確かに!竜胆さんってそういう人だもんな!!」
...
「ピピピピピ」
ちょうどえびグラタンの出来上がりを示すブザーが鳴った。
僕は席を立ち、えびグラタンを取りに行く。前回は豊果に手伝ってもらったが、今回は小さいので、一人で運べる。
えびグラタンを受け取り、席に座った。
「お前らは何か食べないのか?」
僕のえびグラタンを二人が眺めていたので、聴いてみた。
「・・・俺たちもえびグラタンにするか」
「そうだな!うまそうだ!!」
そう言って、豊果と菊はえびグラタンの注文受付に行った。




