10話 キル第八支部での出来事
キル第八支部の長い階段を上りキル第八支部を出た。
時間は5時を過ぎたところ
僕はキルkill本部に戻り、竜胆に今回の件を話さなければならない。
キル第八支部から走って、キルkill本部に来た。
中に入り、司令室まで行く。7~8分の道を。
司令室前に着き、扉を開ける。
「竜胆」
「えりか、どうなったんだ子供たちは?」
「すまない。子供たちは救出できなかった」
「まぁ、えりかが無理だったならしょうがない。それより、どんな奴だった?」
奴とは堕畜裏のことだろう。
「名前は堕畜裏 ぼたん、赤い髪に20後半くらいの年齢、180ある身長。そして、神滅者だ」
僕がそう言うと、竜胆もさすがに驚いたのだろう、口を開き、目を丸くしている。
「そうか...神滅を持っていたか。それでどんな神滅なんだ?」
竜胆は元の表情に戻して聴いてきた。
「第三神滅「恋尊交換」」
竜胆は僕の言葉を聞いた瞬間また目を丸くした。
「自分に惚れている、または自分のことを尊敬している人間を、自分の死の身代わりとして使用できる。「恋尊交換」の影響で死んだ人は、この世界に存在しなかったことになる」
竜胆はこちらを向いている。
「そして、「恋尊交換」は自分だけでなく、他人を生き返らせることができる。身代わりをかなり使うらしい」
僕が「恋尊交換」についての説明を終えると、竜胆は「なるほど」と言った。
「なるほど?」
「あぁ、えりか。私は第三神滅「恋尊交換」の前任者と知り合いだったんだ」
竜胆からの衝撃告白...
「前任者に「恋尊交換」について、聴いたことがある。確かにえりかの言っている能力で間違いないだろう」
竜胆は少し間をあけて・・・
「堕畜裏の言う他人を生き返らせるとは自分以外全ての人間か?」
「・・・そう思う」
「なるほど・・・」
竜胆は笑った。
「堕畜裏は、「恋尊交換」をかなり熟知しているが、やはり『年』にはかなわないな」
それから、しばらく話しまして・・・
「OK。情報は十分に揃った。私からみんなに言っておこう。堕畜裏 ぼたんには手を出さないようにとね」
「助かる」
キル第八支部での出来事を全て話した帰ろう。疲れた。
「えりか、もうすぐ「バッカリス」が咲く時期だな」
「・・・そうだな」
「・・・ただ、それだけだよ」
「・・・急すぎじゃない?」
「ふふっ、えりかは分かってないな。強者は準備なんてしないんだよ」
「・・・」
僕は竜胆に呆れて何も言わず司令室を出た
バッカリスの開花時期は10月ころ、そして花言葉は「開拓」。
10月からキルを「殺し」始めるということなのだろう。
あと約2週間...言うの遅すぎじゃない!?と言うか竜胆...僕じゃなかったら通じてないぞ・・・




