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十束の神滅者  作者: 北猫新夜
準備期間
10/40

10話 キル第八支部での出来事

 キル第八支部の長い階段を上りキル第八支部を出た。


 時間は5時を過ぎたところ


 僕はキルkill本部に戻り、竜胆に今回の件を話さなければならない。


 キル第八支部から走って、キルkill本部に来た。


 中に入り、司令室まで行く。7~8分の道を。


 司令室前に着き、扉を開ける。


 「竜胆」


 「えりか、どうなったんだ子供たちは?」


 「すまない。子供たちは救出できなかった」


 「まぁ、えりかが無理だったならしょうがない。それより、どんな奴だった?」


 奴とは堕畜裏のことだろう。


 「名前は堕畜裏 ぼたん、赤い髪に20後半くらいの年齢、180ある身長。そして、神滅者だ」


 僕がそう言うと、竜胆もさすがに驚いたのだろう、口を開き、目を丸くしている。


 「そうか...神滅を持っていたか。それでどんな神滅なんだ?」


 竜胆は元の表情に戻して聴いてきた。


 「第三神滅「恋尊交換」」


 竜胆は僕の言葉を聞いた瞬間また目を丸くした。


 「自分に惚れている、または自分のことを尊敬している人間を、自分の死の身代わりとして使用できる。「恋尊交換」の影響で死んだ人は、この世界に存在しなかったことになる」


 竜胆はこちらを向いている。


 「そして、「恋尊交換」は自分だけでなく、他人を生き返らせることができる。身代わりをかなり使うらしい」


 僕が「恋尊交換」についての説明を終えると、竜胆は「なるほど」と言った。


 「なるほど?」


 「あぁ、えりか。私は第三神滅「恋尊交換」の前任者と知り合いだったんだ」


 竜胆からの衝撃告白...


 「前任者に「恋尊交換」について、聴いたことがある。確かにえりかの言っている能力で間違いないだろう」


 竜胆は少し間をあけて・・・


 「堕畜裏の言う他人を生き返らせるとは自分以外全ての人間か?」


 「・・・そう思う」


 「なるほど・・・」


 竜胆は笑った。 

 

 「堕畜裏は、「恋尊交換」をかなり熟知しているが、やはり『年』にはかなわないな」


 それから、しばらく話しまして・・・


 「OK。情報は十分に揃った。私からみんなに言っておこう。堕畜裏 ぼたんには手を出さないようにとね」


 「助かる」


 キル第八支部での出来事を全て話した帰ろう。疲れた。


 「えりか、もうすぐ「バッカリス」が咲く時期だな」


 「・・・そうだな」


 「・・・ただ、それだけだよ」


 「・・・急すぎじゃない?」


 「ふふっ、えりかは分かってないな。強者は準備なんてしないんだよ」


 「・・・」


 僕は竜胆に呆れて何も言わず司令室を出た


 バッカリスの開花時期は10月ころ、そして花言葉は「開拓」。


 10月からキルを「殺し」始めるということなのだろう。


 あと約2週間...言うの遅すぎじゃない!?と言うか竜胆...僕じゃなかったら通じてないぞ・・・


 


 

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