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最強の高校生侍、異世界転移しても剣術で無双できます。  作者: アイスマシーン
元から最強の高校生侍異世界転移します
1/6

最強高校生侍

「二週間も稽古サボっちまったな。親父許してくれるか、これ?」

そう思いながらいつも歩いている家から道場までの道のりを歩く。

「あーやっぱ今日もサボっちまおうかな……」

道場の目の前に着きながらもそんなことを思うが、やはりそれもできないと諦めて門をくぐる。

門を潜ると目の前には沢山の木々に囲まれている。

は?何でこんな所に木があるんだ?…まあどうせ親父がやったんだろ二週間も来てないんだあの親父ならやりかねない。

そんなことを考えながら、道場まで行こうと歩く。

(それにしても随分模様替えしたなどこが道だ?)

地面まで石畳から土に変えられているし、なんかなんか熊いるし

熊?


「グォオオオー」

「おーおー元気なことで、全く親父めしっかり躾くらいしとけよな」

熊はその右手を振りかぶり俺に向かって振り下ろしてくる。

それを俺は後ろへ軽く避けた。

「殺したら、親父に怒られるんだろうな。だからちょっとおねんねしてもらうぜ」

腰にぶら下げている木刀を抜き一回転して向かってくる、熊の喉元を狙い振るう。

その木刀は狙いどうり首元に当たる、少し力がいるがそのまま力えを込め振りぬく。

熊は倒れ白目をむいている。

「あー死んでねえよなこれ。……よしたぶん大丈夫だな。前のワニの時はうっかり殺したからなあ」


そんな事を言ってると、後ろに女がいることに気づく。

「あっと、どうした迷子か?」

「あ、あなたなにをやったの?」

ん?なんのことだろう。

「?この熊の事か?」

「熊?いやフォレストベアを一撃で倒したじゃない!?」

「フォレストベア?ああこいつの種類かそんな熊居るんだな。初耳だ」

「初耳!?この魔物はこの森で一番に気を付けるべき危険な魔物よ!」

「森?ここは俺の親父がやってる道場のはずだが?」

「道場?何を言っているの?ここは獣の森。魔獣が生息する危険地帯よ!」

「・・・・・・・・・」

魔物、魔獣何言ってんの?ここは獣の森?

えっとこれはラノベとかでよくある異世界転移ってやつか?

「えっと、なあ近くに国ってあるか?」

「急にどうしたの?国ならここからまっすぐ行ったところにバルト王国があるけど」

「は、はは、ははは………やったあぁぁぁぁーーー!」

俺はその場で喜びの声を上げる。

やっとこれであの退屈な日常からあの親父から逃げ出せる。

これで道場での稽古は終わりだコノヤロー!はっはー。


「ど、どうしたの?」

「何でもない!それよりさっそ案内してくれ、そのバルト王国に!」

「え、ちょっとまだ私クエスト終わってないんだけど!」

俺は気持ちの昂りもあって話を聞かずに走り出した。

もう俺は止まらねえ!

「そっちは逆!」

止まった。



今はそのバルト王国と言うところまで案内してもらっている最中だ。

「なんで知らないくせに走り出すのよ」

「いや悪いつい嬉しくて」

「まあいいわ。それよりもあなた名前は?」

「俺の名前は白金海しろがね かいだ」

「私はアリス、よろしく」

「それにしても凄いわ、あのフォレストベアを一撃で気絶させるなんて」

「いやあれでも結構手加減した方なんだぞ?」

加減しなけりゃ殺してたな。

「ふふ、見栄なんて張らなくてもいいと思うけど。一撃で気絶させるなんてなかなかできる事じゃないわ」

見栄か、いや多分普通に殺せたな。


「そうえいば、貴方どこから来たの名前も服装もこの辺りの物じゃなかったけど」

服装…そういえば剣道着じゃん俺。

「それにこの辺りのこと何も知らないのよね?何処に住んでたの?」

「俺がいた所は日本っていう場所だ」

「ニホン?聞いたこと無い地名ね。どの辺の国なのかしら」

日本を知らないのか。やっぱりここは俺が住んでいた世界とは違うみたいだな。

「いや、この世界のどこにもそんな場所はないだろうな」

「んーとさ、まあ記憶喪失みたいなもんだと思ってくれ。だからこの世界のことを教えてくれないか」


「分かったけど、まずどこまで知らないのステータスだったり、魔法の事は?」

「うん、知らん!」

「……はぁー。それなら、教えないといけないことが沢山ありそうだね」

「おう、頼むぜ先生!」

「せ、先生。なんか照れるからやめてくれない?」

「お、そうか悪かったな。それで何から教えてくれるんだ?」

「まずはステータスね。自分の状態やスキル、レベルを確認できるものよ。ちなみにステータスを確認するにはギルドにいって」

「おお、なんか見れたぞ!」

「…スキルに鑑定でも持っているのね……ほんとに分かってるの? とりあえず言ってみて」

「見せるってどうやるんだ?」

「口頭で言ってみて、私は鑑定を持っていないし。周りに開示できるのはそれこそギルドに行かないと」

「んとな」


名前:白金海

種族:人間

【スキル】

『固有スキル《ユニークスキル》』

・侍    ・一刀流剣術

・二天一流 ・十二の白金

『レアスキル』

・切断強化 ・鎧武者

『コモンスキル』

・集中

「ユ、ユニークスキルが四つもあるのね。それに聞いた事もないスキルばかり」

「へぇ~これが俺の。ステータスか」

一刀流剣術、これは伊藤一刀斎が使っていた剣術それに

二天一流、宮本武蔵が使ったとされる剣術名のある剣豪の流派がスキルになっているのか。

でも他にも流派はあるのに、いやこれ俺が学んだ流派だわ。


「ええ、そうよ。というより一つ持ってるだけでもかなり珍しいのに。それを四個も」

「そんなに珍しい物なのか?これ」

「ええ、ユニークスキルを持っている人は千人に一人いるかどうかよ。それに四つも持っている人なんてそんなにいないわ」

「いる事にはいるんだな」

「それは、まあそうね」

侍、これは何だよくわからん、まあそのうち分かるだろ。

そして十二の白金…これ家の流派と言うか技じゃね?

「あ、もう見えてきたわ。ここがバルト王国よ」

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