決戦!回れ女子高生!の巻(11)
「さあ、ついに終焉の時だ!」
ヴォルが叫ぶと、鋭く尖った樹の根がラキスケに向かって飛びかかり…………そして、手応えなく地面に突き刺さりましたわ。
「!?」
死を覚悟していたラキスケが瞑っていた目を開くと、見目麗しい憧れのお嬢様が彼をお姫様抱っこして微笑みかけていましたわ。
「お待たせいたしましたわ」
「アン様……やっぱり生きてくれてたんですね……」
「ええ。ちょっくら気分転換に里帰りしてまいりましたの」
ワタクシはラキスケを下ろし、改めてヴォルに相対しましたわ。
「先程はどーも」
「……これは驚いたな。お嬢さん、まだ生きていたのか。もっとも、戻ってきたところで私には傷一つつけられんがな……ククク」
「あら、そうかしら?」
ワタクシが手をかざした瞬間、アヤメとリリィを拘束していた樹の根が鋭く焼き切れ、彼女たちを解放しましたわ。うーん、このグローブ、掌にレーザー発射口のついたデザインがなかなかオシャレで良いですわね。
「なぁっ!?」
決して傷つかないはずの樹の根がいとも簡単に打ち砕かれたことにヴォルはあからさまな動揺を見せましたわ。
「ラキスケ!」
「はいっ!」
イチ言えば十を理解してくれるのがラキスケですわ。この隙にアヤメとリリィを回収し、安全な位置に移動してくれましたわ。
「なっ、なぜだ! 我が肉体に弱点属性は存在しないはずだっ!」
「いいこと教えてあげますわ。デバッグに行き詰まった時には気分転換をいたしますの。そうすることで心機一転、新たな視点からバグを見つけることができますのよ」
「な、なんの話をしているっ!」
「つまり……この世界の武器が効かないのなら、別世界の兵器をブチかませってことですわ!!」
両手を広げてバグの発生手順通りに宙をまさぐると、ワタクシの背後に集光レンズを搭載した小型の円盤が次々に出現しましたわ、円盤は等間隔で円を描いて浮遊し……そしてレンズに集約したレーザーを一斉に放ちましたわ!
「ぐああああああっ!!」
異界の光学兵器がヴォルの根を、茎を、枝を、花を、実を焼き尽くしていきますわ!
「ラキスケ! これなら片手でも使えますかしら!」
「えっ? わっ、これなんですか!?」
ラキスケはワタクシが放り投げた"剣の柄"をキャッチしたものの、使い方が分からずに不思議そうに眺めていますわ。
「親指のところにあるボタンを押しなさいな」
「は、はい……。って、うわっ! 柄から光の刀身が伸びたんですけど!!」
「レーザーソードですわ! それなら軽いでしょう!」
いよいよこの物語もクライマックス! 最後まで応援よろしくお願いいたしますわ~~~~!
お気に召しましたら「ブックマーク」と「ポイント」で応援いただけたら、ワタクシとっても嬉しいですわ~~~~!
それから、よろしければ一言コメントで読者様がこれまでに体験した「おもしろバグ」をご報告くださいな!
もしランク上位に入って次回作を書く機会ができましたら参考にさせていただきますわ~~~~~!!




