令和にビキニアーマー!乗っ取られた故郷を取り戻せ!の巻(12)
「は、はい……」
「やはりそうか。人間よりも強い魔力を感じたからな。見たところ炎属性の魔法の才がありそうだ。……が、恐らくそれ以上に向いている術がある。その才能、活かしてみる気はないか?」
「そ、それはもちろん……アンさんのお役に立てるのなら是非」
「よし。では、お前に我が一族に伝わる秘術を伝授しよう。お前の魔力でそれを使えば、通常の何倍もの効果を発揮できるだろう」
「わかりました。それで、その秘術というのは?」
「うむ。テンプテーション……いわゆる魅了の術だ。その魔力と身体を使って城内の女兵士どもを誘惑し、無力化するのだ」
それを聞いたリリィの顔がみるみる赤くなり、身体を隠す両腕にさらに力がこもりましたわ。
「わっ、私の身体はアンさんだけのものです! そんな軽々しく……!」
「別に、お前が望まぬというなら強制はしない。ただ、お前が持つ才能──権利と言い換えてもいい。妾はそれを活かす術を与えることができると提案しているだけだ。すべての人間は生まれながらにして平等ではない。恵まれた体格を持つ者が優秀な兵となれるのと同じく、恵まれた容姿を持つ者がそれを活かすのは当然だと言っているに過ぎん」
「それは……」
リリィは悩みながら、ちらりとこちらを見ましたわ。
「……わかりました。私の才能でアンさんを助けられるのなら」
「よし。それでは後で一人で別室に来い。妾自らマンツーマンで教えてやる。……たっぷりとな。フフッ」
……若干クイン女王の口角が上がったように見えましたけれど、気のせいということにしておきましょうね。
「ちょっと~リリィばっかズルい! ねー、あたしも何か教えてよ~」
一人だけ蚊帳の外状態が続いていたアヤメが、しびれを切らして話に割り込んできましたわね。
「ん? もう一人いたのか。そうだな、お前は……」
そこで急にクイン女王の言葉が止まりましたわ。見ると、その肌にポツポツと発疹が。
「……お前、なんか猫臭くないか……?」
「あっ、わかる? 割と最近まで猫だったから~」
と、お土産にもらったボールギャグでお手玉しながら空気を読まないニコニコ笑顔ですわ~!
「お、お前は何もせんでいい! 作戦は明日の正午! わかったらとっとと出ていけ!」
「ええ~つまんないー!」
「……アヤメ、そのボールは色々問題があるのでワタクシが預かっておきますわ」
さあ、いよいよ明日、あのリトとかいうツインテ女にリベンジですわよ!
いかがでしたか~~~~!
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