脱げよオアシス!増えよ金!咲いて見せろよ百合の花!の巻(11)
「楽しかったですわね~!」
両手にずっしりとショッパーを提げ、大満足で店を出ましたわ!
「アン、ちょっと買いすぎじゃない?」
「いいんですのよ! 旅はまだまだ長いんですから! それにラキスケが思いのほか稼いでくれましたから! ワタクシ、感謝の意を表しますわ」
「……ま、まあ役に立ってよかったです」
あら、珍しく褒められて頬を染めてるラキスケ、ちょっとキュンとしますわね。
「で、頼んでいたものって一体なんなんですか?」
「あそこですわ」
と、指さしたのはラキスケが小銭稼ぎに勤しんでいた例の裏通りのお店ですわ。
「またここ……」
「このお店、裏ルートと繋がっているのを活かして、表では手に入らないグッズをハンドメイドしてくださるんですの。……ごきげんよう、ご主人。例のモノ、できてるかしら?」
主人が無言でカウンターに置いたのは三つの小箱ですわ。
「一人ひとつですわよ。中の物を失くさないように注意してくださいましね」
「これは……なんですか? 小さな丸いガラス? のような……」
「暗視機能付きコンタクトレンズですわ。これを目にかぶせて三回まばたきをすれば暗いところでもよく見えますわよ。通信機能もついてますから、小声で会話もできますわ」
「なんか世界観違いませんかこのアイテム?」
「あら、よくわかりましたわね。実はこの店の商品棚、並行して開発していた別のSFゲーム用のアイテムテーブルが共有されてあるんですの。だからチョチョイといじってバグらせれば、そっち側のアイテムを取り出せますのよ。ラキスケ、アナタやっぱりデバッガー向いてますわね」
「……どうも」
※ ※ ※
「というわけで、潜入前に作戦をおさらいしますわよ!」
夕刻、宿で最後の打ち合わせ。テーブルの上に、こちらも裏ルートから入手したアマルカネ邸建設時の施工図を広げ、それぞれの位置関係を説明いたしますわ。
「正面玄関でドレスコードの確認が行われていますから、ワタクシとアヤメはここから堂々と入りますわ。一階の奥にある大広間がパーティー会場になっていて、その中央にターゲットの黄金の指輪が飾られていますの。ラキスケは裏から2階の電気系統管理室に潜入してくださいな。機を見計らってワタクシが指示しますから、ブレーカーを落として広間の照明を消してちょうだい。その間に暗視コンタクトを起動してワタクシたちが指輪を盗み出しますわ」
「了解しました!」
「……………………!」
アヤメは早くも「黙ってればお嬢様作戦」を実行していますわね。よしよし。
「それでは! いざアマルカネ邸へ!」
いかがでしたか~~~~!
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