脱げよオアシス!増えよ金!咲いて見せろよ百合の花!の巻(8)
さて、安宿の一室を借りてさっそく特訓開始ですわ!
「さあアヤメさん、まずはその少年じみた言葉遣いから直していきますわよ! ご準備はよろしくて?」
「ういー」
「……リモコンで頭かち割りますわよ」
「ういーですわ」
「アヤメさん、ごきげんよう。本日もいいお天気ですわね」
「実に快晴ですわ」
あら、いい調子ですわね。
「こんな晴れた日には皆さんでピクニックと洒落込みたいところですわね。今からご一緒にいかがかしら?」
「それはええ考えですわ!」
……?
「では、お昼ごはんにサンドイッチを用意しておきましょう。あなたもそれでよろしくて?」
「ええ、ええ! よろしゅう頼んますわ!」
「……………………」
「……………………」
「……言葉の矯正が難しいのなら、先に見た目から直しましょうか。では、この靴をお履きになってくださいな」
手渡したのは赤いハイヒール。ヒールの高さは気位の高さ! お嬢様の基本装備ですわ!
「なにこれ、履きにくいなぁ。よいしょ……うわ、これじゃ走れないよ」
「何言ってますの、お嬢様は走ったりしませんのよ」
「アンは後ろ向きにポーゥ!とか言いながら走ってたのに」
「ワタクシは特殊な訓練を積んだお嬢様だから大丈夫なんですのよ。ほら、つべこべ言わずに歩く! イチ、ニ、イチ、ニ!」
「うぇぇ……転びそう……」
「音を上げるには早いですわよ! これはまだ練習用の安物ですわ! ここから徐々にヒールを細く高くしていくことにより、だんだんと歩けるようになるのですわ!」
ワタクシ博識ですので、NINJAが跳躍力を鍛えるために成長する植物を毎日飛び越えたという逸話をドラ●もんで読んだことがありますのよ。
「い、いち……に……いち……に……」
「ほらほらガニ股になってますわよ! もっとおしとやかに足を閉じて!」
「そ、そんなこと言っても……まっすぐ歩くので精一杯だってば……」
むむ……しゃーない、丈の長いスカートで足元を隠して誤魔化しましょうか。
……ふふ、なんか逆に楽しくなってきましたわね。ホンモノには程遠いアヤメをいかにお嬢様らしく仕立て上げるか……一種の縛りプレイ的な快感がありますわ!
「目指せ世界一のお嬢様ですわ! そしてワタクシは世界一のお嬢様ブリーダーになるのですわ~!」
「ずべっ!」
……こけましたわね。
いかがでしたか~~~~!
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