表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
すぐ脱ぐ!最強デバッガーお嬢様ですわ~~~~~~~~!!!  作者: ガンダーラ
第二章 脱げよオアシス!増えよ金!咲いて見せろよ百合の花!の巻
18/88

脱げよオアシス!増えよ金!咲いて見せろよ百合の花!の巻(4)

 その直後、こちらに近付いてくる影が遠くに見えましたわ。YES、タイミングばっちりですわね~。


「お~い! こっちですわ~! お~い!」


※ ※ ※


「やれやれ、これでどうにか砂漠を抜けられそうですわね」


 今、ワタクシたちは通りががったキャラバン――ラクダに荷を載せて砂漠を渡る商団――に助けられ、彼らの後ろについて歩いておりますわ。


「あの……アン様はモアフゴー行きのキャラバンが来ることを知ってたんですか?」


「もちろんその通りですわ。彼らは道中、必ず本物のオアシスに立ち寄るルートを選びますの。だからオアシスにさえ辿り着いていれば砂漠はクリアーしたも同然だったんですのよ」


「なるほど、いつもの『ワタクシ世界のすべてを知っておりますわ~』は妄言じゃなかったんですね」


 何気に失礼なこと仰ってますけど、今は気分がいいから許しちゃいますわ。


「ところで、あとどれくらいで着くのかな?  あたし、ちょっと商人さんたちに聞いてくるね」


 アヤメの疑問ももっともですわね。ワタクシがデバッグしておりましたゲームは世界の縮尺がかなり小さかったわけですから、こうして実際の距離とは感覚がかけ離れておりますのよね。


「聞いてきたよ~。順調に行けば夜中には着く予定だって。あと半日くらいだね」


 はっ……!?


「半日!? この直射日光照りつけるクッソ暑い中を半日!? 歩く!? 右足と左足を!? 交互に前に出す行為を!? あと半日も!?」


「ア、アン様落ち着いてください! アン様はご存知ないかもしれませんが、実はこの砂漠は……」


「砂漠は!?」


「暑くて……」


「暑くて!?」


「広いんですよ」


「くああ知ってますわよそんなこたぁ! あーもうダメ! ポー……ちょっ! ラキスケお離しなさい!」


「だーっ! マイケルやっちゃダメですよ! キャラバンの人に見られたらまた次の街でも出禁になりますって!」


「くっ……!」


 ……あ、諦めて歩くしかないですわね……。うう、靴に砂が入って気持ち悪いですわ……あとお腹も空きましたわ……。


「まー、がんばってモグモグ街まで歩こうよモグモグ」


「ちょっとアヤメ、あなた何食べてますのよズルですわよ。ワタクシにもお寄越しなさいな」


「いーよ。はい」


 手渡された木串に刺さっていたのは、実に美味しそうな…………美味しそうな…………サソリの丸焼き、ですわね……。


「ほ、他に何か……」


「無いの知ってるでしょ?」


「ぐぬぬ……」


 こ、このままでは砂漠を渡りきる前に倒れてしまうのは確か……。こ、こうなったら食べるしか……ありませんわね……。くっ……むむむっ……! 勇気を……勇気を出すんですわよワタクシ……! ぐぬぬ…………!


「……………………………………」


 …………なにか妙な視線を感じますわね。主に隣を歩くラキスケの方角から。


「なんですの?」


「いえ、お気になさらず。どうぞ存分にお食べください」


「……まあ、いいですけど」


 それでは改めまして……。くっ……ぬぬっ……お、思い切って……口の中へ……ぐぐっ……!


「う、うげっ……。うぅ……気持ち悪いですわ……」


 なんでワタクシがこんなものを……苦い……ぐちょぐちょしてる……涙目……。


「…………………………いい」

 

「な、なんですのラキスケ。なんで薄笑いを浮かべてこっち見てるんですの……」


「いやその、アン様が一般庶民の下卑た食事が口に合わず悶絶しているところ、いかにもお嬢様らしい仕草で大変興奮するな、と」


「砂食って死に遊ばせ」

 いかがでしたか~~~~!


 お気に召しましたら「ブックマーク」と「ポイント」で応援いただけたら、ワタクシとっても嬉しいですわ~~~~!


 それから、よろしければ一言コメントで読者様がこれまでに体験した「おもしろバグ」をご報告くださいな!


 もしランク上位に入って次回作を書く機会ができましたら参考にさせていただきますわ~~~~~!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ