脱げよオアシス!増えよ金!咲いて見せろよ百合の花!の巻(3)
「ラキスケちょっとアナタ起きなさアッツゥ! 鎧アッツゥ! 日光浴びすぎてアツアツの鉄板ですわこれ! 生卵落として目玉焼きでも作ろうかしら~!」
「あー、こんなの着てたら熱中症になっちゃうよ」
アヤメが体を揺さぶると、やっとラキスケがもぞもぞと動きましたわ。
「そ、そうですね……。ちょっとあっちで涼んできます……」
どうにか意識を取り戻したラキスケは、見るからに暑苦しい鉄の鎧を脱ぎ捨てて、一人でオアシス裏手の木陰へと涼みに行きましたわ。
※ ※ ※
「ふ~……なんとか生き返った……」
泉に口をつけて喉を潤したラキスケは、続けて両手いっぱいに掬った水で顔についた砂を洗い落とした。……涼しい。しかし、その顔の心地よさの分だけ、分厚い鎧を着込んで汗だくになった肉体の不愉快さが際立つことになった。
「……よし。せっかくだし、泳ぐか」
その場に服と下着を脱ぎ置き、冷たい泉に身体を浸ける。べたりと貼り付いていた不快な汗がみるみる泉に溶け込み、新鮮な冷水が熱せられた筋肉の表面温度を連れ去っていった。
「このオアシスが無かったら本当に死んでたかもな……」
体中の汗と砂をさっぱり落としたラキスケはゆっくりと泉から上がった。水滴の薄衣だけを纏った裸の素肌には砂漠の熱風すら涼風だ。一般兵とはいえ鍛えられたその肉体は美しく、それなりに見応えがありますし……あら? あらあら? ふーん……あちらの方も存外にいいモノをお持ちのようで……。
そうかな? 鉱山の男連中のはもっと……。
「は!? ちょっ! アン様、アヤメさん、あなた達そこで何してんですか!?」
「ナニって、ちょっとお散歩を」
「うん、お散歩」
「いやいや、何をナレーションみたいな雰囲気出して人の水浴び覗いてんですか!!」
「あら、別にいいでしょ。あなたラキスケなんだから」
「逆ッ! 逆ラキスケですよ! それは!!」
「まったく、いちいち細かいですわね~。別に見られて減るもんじゃないでしょ」
「いやそういう問題じゃあ……って、なんであなた達まで服脱いでんですか!?」
「は? こんだけクッソ暑いんだから泳ぐに決まってますでしょ」
「そうそう」
あら、アヤメもなかなかいい脱ぎっぷりですわね。お嬢様の素質がありますわ。……ふーむ、ワタクシのようにあちこち栄養の行き届いたグラマラスな体型ではありませんけれど、こういうスレンダーなボディにも多少の憧れはありますわね……。
「もう~! あなた達お嬢様でしょう! 少しは恥じらいってものを持ってくださいよ!」
「うっせーですわね~。別に見られて減るもんじゃないでしょ」
「減るッ! 減るんですよッ! 見えない何か大事なものがッ!!」
「具体性に欠ける。却下ですわ~」
まったく、フェチのいうことはよくわかりませんわね~。
※ ※ ※
「……で、これからどうするんですか?」
水浴びを終えて一息ついたところで、ラキスケが改めて直面している問題を口にしましたわ。確かに、モアフゴーの方角がわからないのでは結局ここから動きようがありませんものね。けれど、大丈夫。
「ご安心なさい。オアシスに着いた時点で勝ち確なんですのよ」
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