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アメリア史  作者: ヴェルナー・フォン・ブラウン
独立戦争開戦
9/15

独立戦争の始まり

会合も終わり、選挙も自身の当選で終わり元嬢院入りしたアメリアを待っていたのは関税問題であった。

議題は関税を掛けるのならアリス妃国に議席が無いとおかしいと云うものであった。

そこで元嬢院の議婦長がこう演説した。

私達は先の戦争を戦いましたがアリス本国は、私達に無理な要求をしています。

なぜ、私達は本国に議席が無いのかなぜ、こうも身勝手な要求をされるのかそれについて私達は戦わなければいけません。

議会の演説中緊急の知らせが元嬢院に届いた。

緊急事態です、メアリー州で民兵とアリス軍と戦闘が開始されたようです。

時はユリア歴1775年の3月2日に起きた。

アリス軍がメアリー州で大規模な軍事蜂起を計画しているとの情報を得たのである。

アリス軍の指揮官であるメアリー・ステュアート少女将は民兵の武器や指導者を逮捕しようと、進軍していたら銃撃を受けたのであった。

すぐに彼女は部下に戦列を組ませた。

だが民兵はライフルで狙撃しては後退する戦術でなかなか会戦に持ち込ませなかった。

この戦いでアリス軍は後退し当初の目的は達成できなかったが、この出来事は植民地にある決断を強いた。

それは、アリス妃国に協力するかアリス妃国と戦うかである。

アメリア植民地元嬢院は後者を選んだ。

こうしてアメリア植民地は大陸軍すなわち、コンチネンタルアーミーの創設とアリス妃国に宣戦布告したのである。

そして翌年のユリア歴1776年にアメリア植民地13州と元嬢院は独立宣言を交付した。

すぐにアリス軍はそくざにウィルヘルミナ州と独立宣言を発表した、ペネロペ州の都市フェアリーを占領した。

アメリア連邦は13ある州の内重要な大都市があり州を占領されたのである。

アメリア・チューダーはエリザベス州の野営地にいた。

彼女は先の戦争での経験から大陸軍の女将それも一番位の高い大女将に抜擢されていた。

彼女は途方に暮れていた。

どうすればこの事態を打開出来るのよ。

そう考えていた彼女に声を掛ける人物がいたので、振り向くと資金集めのパーティーで合ったフレデリカ・フランクリンがいた。

困っているようですねアメリア女将。

貴女はフレデリカ嬢何の用かしら。

貴女に私の秘策を授けたくて。

その秘策とは何でしょうかと彼女は質問した。

それは外国の支援たとえばマリアンヌ妃国やイサベル妃国の、協力ですわ。

フレデリカが答えた。

アメリアが質問した、こんな劣勢なのに支援してくれるかしら。

私は心配ないとおもいますわ、先の戦争でマリアンヌ妃国はアリス国に恨みがありますしイサベル妃国は植民地の防衛のために何処かの国と協力したい筈ですし、私がマリアンヌ妃国に赴いて支援の約束を取り付けてみせますわ。

アメリアはこの案を採用した。

フレデリカはマリアンヌ妃国に出発した。





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