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382 お手伝いを再開したら、衝撃の事態に!?

 

 と、声をかけられて振り向けば、疑問顔のフローラさんと目が合った。



 どうやらフローラさんも、ギルドに顔を出していたようだ。


「いや、何でもないです。金級試験に受かったんで、カードを見ていただけですよ」


 試験も受けずに合格したから、拍子抜けだったとは言えずに誤魔化す。


 そんな事を言えば、自慢しているみたいだしね。


「それは、おめでとうございます! 宿でお祝いをしましょう!」


 フローラさんはパッと笑顔になり、試験合格を喜んでくれる。


 そして、俺の手を引いて宿に向かおうとした。


 これは心苦しいぞ。


「いや、そんな大げさにしなくてもいいですよ」


「何を言ってるんですか! 金級ですよ! お祝いです!」


「はい……」


 どう言えばいいか分からなかった俺は、頷くしかなかった。


 結局祝ってもらうわけだし、フローラさんにも何かめでたいことがあったら、目一杯お祝いしてお返しするか。


 …………


 金級に合格した翌日、とうとう祭りの準備依頼が復活した。


「今日から、また準備の手伝いをお願いします」


 手伝いの依頼も久しぶりだ。


 最近はずっと海でモンスター討伐をしていたから、懐かしさすら覚える。


「はい。何から始めていきますか?」


「特設ステージの機材運搬と設営ですね。機材を設置し、リハーサルが出来る状態にしていってください」


「分かりました」


 以前聞いた歌の練習が始まるのか。


「今回も他の冒険者を入れていないので、頑張ってくださいね」


「そうなんですね」


 これなら周りを気にせず一気に作業を進められるな。


「ダメでしたか? まるもっちーさんにやってもらうと、逆に人が余ると思ったので、他の作業へ行ってもらいましたけど」


「いえ、問題ありません。じゃあ、早速行ってきます」


「はい。お気をつけて」


 エラさんに挨拶した俺は、早速目的地へ向かった。


 …………


 今回は街の中にある劇場へ向かう。


 今はここで歌の練習が行われているそうだ。


 そして今日俺が設備を運び出し、練習場所が本番と同じステージに変わるというわけである。


 劇場へ到着すると、入り口前で周囲を見回している人が一人いた。


 多分、俺の事を探しているのだろう。


「こんにちは。ギルドの依頼で来ました。まるもっちーと言います。こっちは従魔のミミです。よろしくお願いします」


『よろしくおねがいします!』


 劇場の入り口に居た人に二人で挨拶する。


「待っていましたよ。私はリンダ。こちらへどうぞ」


 そう言って、中へ案内される。


 中にはスタッフが数名おり、打ち合わせを行っているようだった。


 その中の一人にステファニーさんがいた。


「あれ、まるもっちーとミミちゃんじゃん?」


 と、こちらに気付いて声をかけてくれる。


「ステファニーさん。こんにちは」


『こんにちは!』


「朝ぶりだね。どうしたの?」


 何か用? と首を傾げるステファニーさん。


 俺がここに来た理由が分からないようだ。


 ステファニーさんを訪ねてきたと勘違いしているのかな。


「祭りの準備の手伝いですよ。色々運ぶって聞いてます」


「そうなんだ。じゃあ、この辺りにあるのが全部そうだよ」


 俺の説明を聞き、納得したステファニーさんは周囲を見渡しながら言う。


 俺もそれに釣られて辺りを見回す。


 音響装置はもちろん。照明、演出関連の小道具と様々なものが目に入った。


「色々あるんですね」


「沢山あるから大変だと思うけど、頑張って。私は練習があるから行くね」


「はい。ステファニーさんも練習頑張ってください」


『またね!』


 と偶然会ったステファニーさんと別れ、リンダさんの後を追う。


「ステファニーと知り合いだったんだ」


「はい。最近は毎朝灯台でご一緒させていただいています」


 ステファニーさんは自分が歌わない時も灯台に来てくれる。


 そのお陰で頻繁に会っていたりする。


「ん? ってことは、最近歌っているのって貴方なの?」


 会話の流れから、新しく歌を歌っているのが俺と勘違いしたみたいだ。





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