表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

380/415

380 こつこつ溜めたものをものを処理したら、とんでもないことに!?

 

 暇を見つけてはコツコツと討伐していた結果、結構溜まってしまったのだ。



「問題ない。それじゃあ、倉庫に行こうか。今年は魚が取れないせいで、モンスターの肉の消費が上がっているから、大助かりだぜ」


「その話は俺も港で聞きました。そんなに獲れないんですか?」


 倉庫へ向かう道すがら、不漁の話になる。


「ひと月ごとに、じわじわと減っていった感じだな。特に今月に入ってから一気に減ったみたいだ」


「早く元の量がとれるようになるといいですね」


「ここまで続くと、何か不吉なことの前触れのように思えるよな。もうすぐ始まる祭りに影響が出ないことを祈るばかりだぜ。それじゃあ、いつも通りここに出してくれ」


 倉庫に着き、パットさんに言われ素材を出していく。


「査定の結果は明日以降ですね?」


 解体したモンスターの素材二百匹分を敷き詰め、尋ねる。


「ああ。いつも通りだ。これだけあると不漁分を補えるから助かるぜ。あんたが今年来てくれてラッキーだったな」


「漁師の皆さんは苦しいみたいですけどね」


 実際に話を聞いた感じだと、見通しが立たず不安が募っている感じだった。


「まあ、一気に獲れなくなったのは最近だ。今月は祭りで稼ぐだろうし、なんとかなるさ」


「来月も同じような感じだと、さすがに苦しくなってきますよね」


 毎月漁獲量が減っているそうだし、急に増えるとは思えないな。


「その時は海のモンスターを倒すだろうさ。冒険者は図太いんだ。ちょっとやそっとじゃ、くたばらないぜ」


「それもそうですよね」


 確かにそんな気がした。


 魚が獲れるようになるのが一番だが、それがダメだったとしても、採取依頼や討伐依頼をすればいい。


 街の周囲のモンスターは俺が倒してしまったが、またしばらくすればどこからともなく湧いてくるはず。


 魚にこだわらなければ、きっとなんとかなるだろう。


 …………


 それから数日は早朝に灯台、その後、ギルドで依頼の確認となった。


 ギルドで祭りの準備の依頼がないと分かると、海に繰り出す。


 当日にならないと海に行くかどうかが決まらないのでフローラさんは誘わず、ミミと二人での行動となった。


 そんなことを繰り返していたある日、とあることを思いつく。


「試験を受けてみるか」


 確か金級になれば、依頼を受けなくていい期間が相当延びると聞いた。


 今なら時間も余っているし、丁度いい。


「あの、時間が出来たし、金級の試験を受けてみたいんですけど、俺に受験資格はありますか?」


 と、受付でエラさんに尋ねる。


 金級ともなると、まずは試験を受けられるかどうかも分からない。


「実績だけで言えば足りていませんね。ですが推薦は受けられる状態なので、受験は可能ですよ」


「おお! それなら早速金級試験を受けたいのですけど」


 これはラッキーだ。


 試験内容を確認して、祭りの依頼が再開されるまでに試験を終わらせられそうなら、早速受けてしまおう。


 移動日数がかかるようなら、祭りが終わった後にするかな。


 と、計画を練っていたが、エラさんは考え込んだまま、中々返事を返してくれない。


「う〜ん……、ひとまずギルドマスターに会ってもらえますか」


「分かりました」


 俺は嫌な予感を覚えながら、ギルドマスターの部屋へ向かった。


「金級試験を受けたいそうだな」


「はい、登録が抹消される期限が長くなると聞いたので」


 と、受験動機を話す。


 ブレントさんにもお勧めされたし、こういうタイミングを活かして受験しておきたいよね。


「なるほどな。試験は指定モンスターの討伐になる」


「はい、どんなモンスターなんですか?」


 間違いなく、強い個体を倒せという内容だな。


「が、試験は免除。合格にする」


「ええ!?」


 ギルドマスターの返答に驚き、つい声が漏れてしまう。


「金級試験で対象となるモンスターは強い個体だ。しかし、それらはこの辺りには生息していない。そうなると遠征することになる」


「そうなりますよね」


「だが、お前には祭りの準備という大切な仕事がある。今、遠くに出られても困るわけだ」


「それなら、祭りが終わった後に受験しますよ」


 今のタイミングで受けたかったが、後に回しても問題ない。


「いや、そこまでしなくていい。時間の無駄だ。昇級試験は銀級まで能力確認の意味が強い。そして、金級以上は力を試すものになっている。能力より少し高めの難易度に設定されているわけだ。だからと言って、死の大地の主より強い個体を倒しにいくわけじゃない」


「そりゃあ、あれに比べたら何でも弱いでしょ」


 なんで試験で倒すモンスターとダークフェニックスが比較されるんだ。





 本作品を読んでいただき、ありがとうございます!


 面白い、続きが読みたいと思っていただけたなら、

 広告の下のブックマークの登録、

 ポイント投入欄を☆☆☆☆から★★★★★にしていただけると、作者の励みになります!


 よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

   

新連載は、こちらから読めます!

   

   

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ