表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

362/415

362 作り置き中にとんでもないアイデアが浮かぶ!?

 

 それから祭りの準備が始まるまでは、海のモンスター討伐と料理の作りおきに精を出した。


 ステーキ、コロッケ、カレー、カツレツ、ハンバーグと定番のものを増やした後は、ここで手に入った魚介類を使った料理にもチャレンジ。


 エビフライ、魚貝のパスタやスープ、白身魚のソテーやハーブ蒸しなんかを調理した。


「そうだ、いい機会だし、あれも使うか」


 と、取り出したるは生クリーム。


 以前、大人買いをしたはいいものの、慌ただしい毎日が続いてじっくりと料理する暇がなかったために、アイテムボックスの肥やしになっていた一品だ。


 今日はこいつを使って、あれを作ってみよう。


『マスター、何を作るの?』


 広げた材料を見て、テーブルから顔を半分覗かせたミミが興味津々に尋ねてくる。


「ちょっとクレープを作ってみようかと思って」


『くれーぷ? 美味しいものですか?』


「上手くできれば美味しいよ。初めて作るから、どうなるか分からないけどね」


 最終的にはちゃんと作れるようになるつもりだが、初っ端から上手くいくとは限らない。


 特にデザート系はリカバリーが効きにくそうなんだよな。


『マスターなら、絶対上手くできるの!』


「お、おう。頑張って作るね」


 これはミミの期待に応えねば。頑張るぞ!


 用意したのは、牛乳、薄力粉、卵、バター、そして砂糖と塩だ。


 まずはフライパンを温め、バターを投入。液状になるまで溶かした後、容器に移して冷ます。


 次にボウルに卵を入れて溶く。


 そこへ砂糖、塩、牛乳を入れて混ぜる。


 更に薄力粉をザルで振るって入れて、また混ぜる。


 しっかりと混ざったら、最後に溶かしバターを投入。


 全てが混ざった液体をザルでこし、ダマになった薄力粉を取り除く。


「ここからなんだよなぁ……」


 フライパンを温め、油を敷く。そして、濡れ布巾で余分な油を拭き取る。


「いってみるか……」


 俺はお玉に生地をすくうと、フライパンに注いだ。


 ちょっと少ない気がしたので、二杯投入。


「いかん、多すぎたか!?」


 お玉二杯だと、薄く広げるというより、タプタプに満たされてしまった。


 俺は慌てて、フライパンをコンロから引き上げ、ボウルに液を戻す。


 すると、丁度いいくらいの分量になった。


 まあ、円形からは程遠い形になってしまったが……。


 フライパンをコンロに戻すと、生地の縁が茶色くなってくる。


 どうやら焼けてきたようだ。


 俺は菜箸で生地の端を持ち上げると、手で摘まんではがし、引っくり返した。


 裏面が表になると、いい塩梅で焼き目が付いていた。


 そのまましばらく焼いて取り出し、大皿へ移す。


「なんとか一枚焼けた……」


 まだまだコツが掴めない。


 もっと回数をこなしていくか。


 俺は生地をお玉ですくうと、再度フライパンに投入。


 フライパンを火から遠ざけた状態で回し、生地をまんべんなく伸ばす。


 いい感じになったところで、コンロへ戻し、焼いていく。


 今回はうまく焼けた。


 しかし、次に焼いたものは生地の量が少なすぎて、不恰好に。


 中々狙った通りに焼き上がらず、気がつけば五枚ほど焼いていた。


『ミミもやってみたいの!』


 ここで、ミミがクレープを焼くことに興味を示す。


 生地ならまだあるし、問題ない。


「いいよ、じゃあ、やってみて」


 俺の横でずっと見ていたし、改めて説明する必要もないか。


 ミミと位置を入れ替わり、生地焼きを交代する。


『こうやって……。よいしょ、よいしょ』


 ミミはお玉で生地をすくうと、火から遠ざけたフライパンに投入。


 フライパンを回して生地を広げた後、火に近づけて焼いていく。


『……そろそろなの。引っくり返しますよ〜』


 ミミは菜箸で器用に生地の端を持ち上げ、手でつまんで一気に引っくり返す。


 一回目なのに上手いものだ。


『できたの!』


 と、焼きあがった生地を皿に移す。うん、完璧だな。


「うまく焼けたね。もっとやってみる?」


『うん!』


「クレープを作るつもりだったのに、焼いた生地が多すぎる……」


 結果、焼き上がった生地は十枚を越えていた。


 一度に食べる量として、クレープ十個はさすがに多いよな。


 使わない分はアイテムボックスに保管しておくか。


「あ、ミルクレープにしてしまうか」





 本作品を読んでいただき、ありがとうございます!


 面白い、続きが読みたいと思っていただけたなら、

 広告の下のブックマークの登録、

 ポイント投入欄を☆☆☆☆から★★★★★にしていただけると、作者の励みになります!


 よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

   

新連載は、こちらから読めます!

   

   

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ