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354 洞窟探索を再開するも、まさかの事態に!?

 

 俺が気持ちを切り替えようとしていると、ミミが何かに気づいて声を上げた。


『何かいるみたいだよ?』



 ミミが見つめる方へ視線を向け、注意深く辺りを見回す。


 すると、岩だと思っていた物体が動いた。岩のように見えたそれは、巨大な魚のモンスターだったのだ。


 巨大な岩と見間違えたモンスターは、俺たちに気付くと全身から鋭い棘を出し、こちらへ突進してきた。


「フグ?」


「ッ!? なんて巨大な!」


『トゲトゲなの!』


「よっと」


 俺は擦れ違いざまにフグへ投石した。


 向こうから突進してきてくれたお陰で、威力が落ちる前に石がフグに命中。


 一発で巨大なフグを仕留めた。


「なんで一撃……」


「じゃあ、戻りましょうか」


 呆然とするフローラさんに声をかけ、探索を切り上げる。


「何事もなかったかのように、していますけど、かなりの事件だったような……」


 フグの死骸を回収していると、背後でフローラさんが呟く。


「無事倒せたんだから、良かったじゃないですか」


「それはそうですけど……。あっ、まるもっちーさん! 居ました! あのモンスターです!」


 尚も納得がいかない素振りを見せるフローラさんが急に声をあげ、ある一点を指差した。


 それは今までフグのモンスターが居座っていた場所だった。


「え、どれ?」


 フローラさんが指し示した方向を見るも何も見当たらない。


『いたよ! 小さいね』


 と、ミミが叫ぶ。


 俺も慌てて目を凝らすと、トゲトゲの貝のようなものが陰に隠れるのが見えた。


 あれなのか?


 鑑定してみると、ソーンシェルフッシュと出たので、間違いない!


 話には聞いていたが、モンスターにしては小さいな。


 表面が黒いせいで周囲の闇に溶け込み、全く気がつかなかった。


「逃げますよ!」


「ミミ、お願い!」


『任せて! よいしょー!』


 俺の言葉に応え、ミミが海草を伸ばして貝を拘束してくれる。


「よし、これで終わりだ」


 俺は素早く近づくとソーンシェルフッシュを捕まえた。


 小さい個体だが力は強い。


 抵抗してくるのでアイテムボックスからナイフを取り出し、止めを刺す。


「やりましたね! 後は解体して、中に影真珠があるかどうかです」


「一旦島に戻って解体してみますか」


 ここで切り開いてもいいけど、取り落として隙間に落ちたりしたら、目も当てられない。


 解体は島に戻ってから、じっくりとやるとしよう。


 洞窟を踏破し、目的であるモンスターを手に入れた俺たちは無人島へと帰った。


「それじゃあ、解体っと」


 島へと帰り着いた俺は貝を地面に置き、錬金術を発動。


 指を鳴らすと同時にボフンと白煙が上がり、貝は素材ごとに綺麗に分別された。


 その中には、お目当ての黒く輝く球体の姿もあった。


「お、やった。これが影真珠か……。デカいな」


 解体して取り出した影真珠を手にし、まじまじと見つめる。


 ピンポン球ほどの大きさがある。普通の真珠の大きさを想像していたので、びっくりだ。


『おっきい飴みたいだね!』


 俺の手にある影真珠を覗き込んだミミが感想を漏らす。


 確かに、見ようによっては黒糖の飴っぽいかもしれないな。


「これで目的達成っと。不審船の問題も解決したし、海のモンスター退治もそれなりにやった。切りがいいし、一旦ギルドに報告へ行くか」


 これで一段落。


 モンスターの素材も溜まったし、売却がてら明日ギルドに報告も行ってしまおう。


 その時に影真珠が手に入ったことをパットさんにも伝えておくか。




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