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352 ミミの特訓の成果がとんでもなかった!?

 

 俺たちは稽古を中断し、ミミたちの下へ向かった。



 練習している場所へ移動中、ドミニクさんが声をかけてきた。


「そうだ、まるもっちーさんに今回のお礼として、これを渡しておきます。受け取って下さい」


 ドミニクさんは自分の腰に差している剣を俺に差し出してきた。


「この流れで剣ですか……」


 散々無理って言っていたのに。


 これを貰って俺にどうしろというのか。


 見るからに高そうだし、本気で振って壊したら目も当てられないぞ。


「私の愛剣です。貴方が使ってもいいし、誰かに託してもいい。もう、私が使うことはありませんからね」


「ドミニクさん……」


「その剣は私と一緒に消えるには勿体無い品なので、是非誰かに使ってもらいたいのです」


「分かりました。ありがとうございます。これを使いこなせるよう精進します」


「あ、まるもっちーさんが使えなくても全然構わないので」


「ええ〜!?」


 だから、誰かに託して欲しいと付け足していたのか。


「むしろ、達人にめぐり合ったら託して欲しいですね」


「まあ、その方が俺も負担が少なくていいですけど……」


 上達しないと分かっていて練習してもしょうがないし、助かるといえば助かる。


「よろしくお願いしますよ」


「はい、承りました」


 と、いうわけでドミニクさんの愛剣を譲り受けた。


 剣の達人の知り合いなんていないし、しばらくはアイテムボックスに保管かな。


 …………


 そうこうしているうちに、ミミとフローラさんが練習している場に着いた。


 フローラさんがミミに指導している姿が見える。


「はい、よく出来ました。とてもいい感じですよ」


『もう一回やってみるね』


 そう言ってミミがハミングを歌い出す。


 ミミの歌声が聞こえてくると、それがただの歌ではないことを肌で感じとる事ができた。


 温かい風に頬を撫でられているような、なんとも不思議な感じがする。


 つい聞き入ってしまうな。


「ミミちゃんはコツを掴むのが早いですね」


 ミミが歌う姿を見てフローラさんが満足そうに頷く。


「どうやら順調みたいですね」


「あ、まるもっちーさん」


「ミミは浄化の魔法が使えそうですか?」


「はい。後何回か練習したら、完璧になりそうです」


「もっとかかると思っていたけど……。凄いな」


 まさかそんなに早く習得の見込みが立つとは。


「人によって得意分野は、違いますからね。ミミちゃんと歌は、相性がよかったんだと、思います。それでも、習得速度が早すぎますけど……」


「確かに。とても楽しそうに歌ってるもんな」


 ミミが歌う姿を見て納得する。


 楽しんでいることが全身から伝わって来るかのようだ。


『あ、マスター! お歌、上手くなってきたよ!』


 歌い終えたミミが俺の存在に気付き、駆け寄って来る。


「諦めずに練習できて偉いね。フローラさんがもう少しで魔法が使えるようになるって」


 俺はミミを高々と抱き上げた。


『ほんと!? やったー!』


 大喜びのミミ。


 この調子なら魔法習得まで楽しんでやれそうだ。


 …………


 翌日、午前中みっちり練習したことにより、ミミは浄化魔法を完全にマスターした。


 その事を乗客に説明すると、非常に喜んでくれた。


「それでは皆さんに浄化の魔法をかけます。ミミ、お願いね」


『任せて!』


 俺が説明し、ミミが一歩前に出て歌い出す。




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