表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

315/415

315 練習終了後、とんでもない事態に!?

 

 満面の笑みとサムズアップが返ってくる。


 これは相当な自信だな。



「姉貴、いつの間にそんなに強くなったんだよ……。てか、俺より強くなってねえか?」


 どこか腑に落ちないといった雰囲気でテリーさんが呟く。


「そう? 確かに、強くなった気はするけど……」


「その感じだと、うまくいったみたいですね」


 何事もなく、無事に終わってなによりだ。


「うまくいきすぎですね。前は薬草採取もまともにできなかったのに」


「私だって、成長してるんだから」


「でもなぁ……。姉貴に冒険者は無理だって……」


 テリーさんがそんな事を言いながら船に上がり、ヘルメットを脱ぐ。


 次いで、フローラさんが船に上がった。


「そんなことはない! 私は、やるよ!」


「はいはい、頑張れよ」


 テリーさんはどこか投げやりな態度で相づちを打つ。


「まるもっちーさん、うちの姉貴がすみません。ずっと同行してもらってるんですよね」


 と、テリーさんが俺に頭を下げてきた。


「全然大丈夫ですよ。むしろ一人で森に行かせるのも危ないかなと思ったので……」


 初めて会った時もモンスターに襲われていたし、強くなるのはいいことだと思う。


 俺と一緒にいる間に少しでも危なっかしさが薄れるといいんだけど。


「それは確かに……」


 俺の言葉を聞き、テリーさんが考え込むようにして黙る。


 なんとも言えない空気になり、ちょっとした沈黙が生まれてしまう。


 テリーさんはフローラさんが冒険者をやることに反対みたいだし、色々と思うことがあるんだろうな。


「そういえば、さっきの船は漁船だったんですか」


 妙な沈黙に耐えかねた俺は話題を振った。


 あんな頑強そうな船が漁船なのか。


「海に出る船は大体そうですよ」


「モンスター討伐には行かないんですか?」


 ギルドマスターから話は聞いたけど、討伐には積極的ではないというのは本当なのだろうか。


 現場では結構倒しているけど、伝わっていない的なこともありえるよね。


「それじゃあ港に戻りながら、その辺の話でもしましょうか。船を動かしますね」


 そう言うとテリーさんがモーターボートを起動させた。


 走行が安定すると、俺の方に振り向き、続きを話し始める。


「海のモンスターは陸に上がってこない個体が多いんですよ。だから冒険者を含めた街の人間は、陸に逃げれば何とかなると考えてしまう人がほとんどなんです。そういう風に考えているから、海のモンスターが居ても即街の危険に繋がるわけじゃないと、高をくくっているってわけです」


「そうか……、ずっと陸のモンスターばかり相手にしていたから考えていなかったな」


 エラ呼吸のモンスターだったら、陸で活動できないもんな。


 そう考えると、船や港に被害が出ない程度に倒しておけばいいわけか。


「巨大なモンスターでも陸に上がれないタイプなら、浅瀬まで来ないですからね。下手に近づくと行動不能になるんで」


「ああ。砂浜に打ち上げられて、海に戻れなくなるのか」


 元の世界でそういうクジラのニュースを見たことがある。


 巨大な海のモンスターも同じような状況になるってわけか。


 つまり、迂闊に砂浜に近づかず海に出なければ、早々被害に遭わないということか。




 本作品を読んでいただき、ありがとうございます!


 面白い、続きが読みたいと思っていただけたなら、

 広告の下のブックマークの登録、

 ポイント投入欄を☆☆☆☆から★★★★★にしていただけると、作者の励みになります!


 よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

   

新連載は、こちらから読めます!

   

   

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ