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240 解決不可能!? とんでもない事実が発覚……!

 

 ギルドへ到着すると、今が昼前のせいか誰も受付を利用していない。


 これなら、すぐに話が聞けそうだな。


「こんにちは」


 と、マーサさんに挨拶する。


「あら、まるもっちーさん、いらっしゃい。今日は依頼ですか?」


「いえ、モンスターのことでご相談がありまして。実は……」


 と、金属素材が手に入るモンスターについての情報を求めた。


「……なるほど、金属の殻を持つタイプのモンスターですね。それだとメタルクラブなんかが有名ですが、メタルタートルなんていうのもいますね」


「この近くに生息しているのはどちらですか?」


「メタルクラブですね。この街の北にある乱獣の森と呼ばれる場所に目撃情報がありますね。この辺りです」


 引き出しから取り出した地図を指差しながらマーサさんが説明してくれる。


 地図で確認すると少し距離はあるが、遠方というほどでもない。


 これなら行ってみてもいいかもしれないな。


「なるほど、ありがとうございます。あと、ジャイアントマンモスについても教えていただけないでしょうか」


「ジャイアントマンモスもこの森に居ますね。金属の殻を持つモンスターにジャイアントマンモス……。魔走車用の素材ですか?」


「よく分かりましたね。その通りです。街では手に入らなくなってしまったので、モンスターから直接手に入れようかと思って」


 さすが錬金術師の街のギルド。


 探している素材だけで、何が目的か言い当てられてしまった。


「なるほど、そういうことだったんですね。ですが、それだと問題がありますね」


 こちらの事情を聞き、難しい表情となるマーサさん。


「狩り尽くされてもういないとか……?」


 需要が高まっているし、乱獲されて希少になっているのかな。


「いえ、その心配はありません。どちらのモンスターも巨大で異常な強さを誇っているので、並の冒険者は手を出さないです。いなくなるということはあり得ませんよ」


「そうですか、ほっとしました」


 一体のサイズが大きいから、大量に倒さなくても市場は潤うのか。


 いなくなっていなくて良かった。これなら倒して持ち帰るだけだな。


 場所も同じだし、楽にいけそうだ。


「そこでほっとするのもどうかと思うんですけどね……」


 と、マーサさんが微苦笑する。


「それだと問題というのはなんでしょう」


 重くて持ち帰れないとかだったら、問題ないんだけどな。


「問題になるのは、まるもっちーさんのランクですね。この森は死の大地と隣接しているため、ランクによって立ち入りの制限があります。具体的には銀級以上でなければ接近禁止です。ですので、鉄級のまるもっちーさんには許可を出せません。森の側に関所があるので、そこで止められてしまいますね。まあ、まるもっちーさんならギルドマスターに頼めば特別な許可証なりを出してくれると思いますが、特別扱いがお好きではないと聞いているので」


 なるほど、ランクで制限がかかるのか。


 つまりそれだけ危険なエリアということなんだろう。


 そんな所に特別な許可を得た鉄級冒険者が一人で入るとなると、話が大きくなる気がする。


 森へ行くのは個人的な理由だし、やめておいた方がよさそうだ。


 今回はどうしても急がなければならないわけでもないし、地道にランクを上げてから森に入るべきだな。


「そうですね。普通にランクを上げて、森に入りたいです」


「お手数をかけて申し訳ありません。この辺りは非常に危険な場所と認定されているので、低ランクの冒険者は近づけないようにしているんですよ。その……、死んでしまいますので」


「そんなに……。そういえば死の大地……って、ギルドマスターが何か言ってたような」


 森の方に気を取られていたが、隣接する死の大地という言葉には覚えがある。



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