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139 ミミの成長がとんでもないことに……!

 

 創造補助……。


 その名の通り、作り出すことを補助するスキルということなのか?



 そういえば女神様はレシピの代用になるって言ってたな。


 つまり、本来は今俺が思い描いたような使い方をするスキルだったのかも……。


 衝撃の事実を知ってしまったが、基本は料理限定で使っていくか。


 そもそも、製法が分かっても、複雑すぎて俺にはどうしようもないんだよね。


 料理するにも包丁の扱いで四苦八苦しているというのに、ベッドやコンロの作り方が分かっても作れるわけがないのだ。


 もし、料理以外で使うなら、せいぜい傷薬とかかな。


 でも癒やし効果を注入した団子があるし、それもいらないか……。


 俺はそんな事を考えながら、なんとなく自分を鑑定しステータスを確認した。


【名 前】 まるもっちー

【種 族】 餅人

【レベル】 99(MAX)


【膂 力】 201204 (+200000)

【魔 力】 200998 (+200000)

【体 力】 201172 (+200000)


【クラス】 精霊使い

【称 号】 転移失敗者 悪竜殺し 獄蟲殺し


【固有スキル】

 鑑定 自動翻訳 特殊アイテムボックス 

 餅 癒やし効果

 創造補助


【スキル】

 使役精霊(草木の精霊)

 名乗魔法 生活魔法 無属性魔法



「また上がってる……」


 レベルはカンストしてるのに、称号特典で能力値が底上げされてしまっている。


 邪竜殺しときて、お次は獄蟲殺し。なんとも物騒な名前のオンパレードだ。


 中でも目を引くのは、固有スキルの欄に増えた「創造補助」というスキル。


 レシピ本代わりに凄いスキルが手に入ってしまったものだ……。


 そういえば、今回はミミもヘルセンチビートルを倒したことになっているし、称号を得ているのだろうか。


 そんなことを考えながら食事を済ませ、片付けもしてしまう。


「ミミの能力値を鑑定してみてもいい?」


 テーブル類も片付け地面へ座った俺は、お餅を頬張る精霊さんに尋ねてみる。


 今平らげた料理だけでは物足りなさそうだったので、餅をオマケしたのだ。


『いいよ!』


 餅で頬をリスのように膨らませたミミが元気よく返事を返してくれる。


「ありがとう。じゃあ、見てみるね」


『うん!』


 即答で快諾を頂いたので早速チェック。



【名 前】 ミミ

【種 族】 草木の精霊

【レベル】 99(MAX)


【膂 力】 100501 (+100000)

【魔 力】 101622 (+100000)

【体 力】 101015 (+100000)


【クラス】 精霊

【称 号】 獄蟲殺し


【固有スキル】

 草木の精霊術


【スキル】

 名乗魔法 生活魔法 光属性魔法


 ……なんか滅茶苦茶強くなってる。


 俺の予想通り獄蟲殺しの称号も得ているし、レベルも上がっている。


 というかカンストだ。


 スキルは特に得ていないが、これだけの能力値があれば、そう簡単に怪我する事もないだろう。


 いつもハラハラしていた身としては、これで一安心だ。


『マスター、マスター』


「ん、どうかした?」


 餅を食べ終わって満足顔のミミがこちらへと近づいてきた。


『お膝に座ってもいいですか?』


 と、俺の膝に手をかけ、見上げてくる。


「いいですよ」


 そんな風に言われたらOKするしかないじゃないか。


『やったー!』と、ミミが笑顔で俺の膝の上に座る。


 食後のまったりタイムに突入である。


 そうだ、この間買ったあれでも使ってみるか。


 そう思い立ち、アイテムボックスからハーモニカを取り出す。


 するとミミが興味津々といった様子で見上げてきた。


『あ、前に買ってたやつだね』


「そうそう。こうやって使うんだよ」


 と、ミミに答えながらハーモニカを吹く。


 楽器の演奏はモンスターを遠ざける効果があるらしいので、予防もかねての演奏だ。


 久しぶりに吹いたけど、案外いけるものだ。


 簡単な曲を演奏しながら、夜空を眺める。


 ミミが出してくれた魔力照明のお陰で周囲の景色と夜空がよく見えた。


 満天の星空の下、ハーモニカを吹くのは中々に気持ちがいい。


『わぁ♪』


 ミミがハーモニカのメロディに合わせて体を左右に揺する。


 俺もそれに合わせて体を左右に揺らす。ノリノリである。


『んふふ♪』


 ハーモニカを聞き、ミミは上機嫌の様子。俺も興が乗って、もう一曲披露。


 二曲演奏したら満足したので、魔力清掃をかけてアイテムボックスへと仕舞った。


 こういう場所で吹けば周りを気にしなくていいし、気楽でいいな。


『もう一回、もう一回やって』


「また今度ね。今日はもう寝ようか」


 ミミからアンコールを頂くも、もう夜も遅い。


 そろそろ明日に備えて就寝した方がいい。


『はーい』


 聞き分けてくれたミミが膝から飛び降り、テントへ駆けて行く。


 俺も立ち上がり、その後を追う。


 テントに入ると、敷いておいた布団に入り横になった。


 隣ではミミがお気に入りのタオルケットにくるまっている。


『おやすみなさい』


「おやすみ」


 と、テントの照明を消し、目を閉じる。


 今日移動した距離を考えると、明日には目的地であるミルティユの街に着きそうだ。


 ゆっくり休んで明日に備えよう。



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