表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

108/415

108 討伐終了、とんでもない数に……!


 俺はそう考え、ミミと森へ再突入。


 入り口周辺は殲滅が完了しているので、モンスターと遭遇する事はない。


 そのまま歩を進め、奥へ奥へと進む。


 木々が生い茂り、日の光が遮られ、段々と薄暗くなっていく。


 かなり進んだ所で、巨大な個体を発見する。


 剣のように鋭い角が印象的な鹿型のモンスターだ。


 様子を窺うと、まだこちらには気付いていない。


「……あれは、なんか凄そうだな」


『大きいね』


「よっと。あ、……一発だった」


『マスター、すごーい!』


 巨大だったため、慎重にいこうとするも、投石一発で撃沈。


 楽勝であった。


 近寄ってアイテムボックスに収納していると、奥に湖を見つける。


 水辺には同様の鹿型モンスターが大量にいて、水を飲んでいるのが見えた。


「……一杯いる」


『ミミに任せて。逃げられないようにするよ!』


 ミミが両手をかざすと同時に、強大な木の根が生え、鹿型モンスターを片っ端から拘束していく。


 鹿型モンスターは不意打ちに気付けず、為すがままに身動きを封じられていった。


 チャンス到来である。


「助かるよ。それじゃあ、片付けるか」


 俺はミミにお礼を言うと、屈んで小石を拾い、投擲準備を整えた。


 さあ、討伐といこう。


 …………


 あれから昼食を挟んで、数時間。


 アイテムボックスを確認するとモンスター×423と出た。


 森の中を歩き回ってもモンスターと遭遇する事はない。


 相当必死に探さないと見つけられない状態には持っていけたと思う。


「ふぅ……、こんなものでいいかな。これぐらい倒しておけば、防壁の方へ近づくモンスターもそうそう出てこないはず」


『スッキリだね!』


 二人で立ち話をしていても、俺たちに襲い掛かってくる個体はいない。


 森の中は風で葉が擦れ合う音と、鳥のさえずりぐらいしか聞こえない。


 不安を煽るような化け物の鳴き声は一切聞こえてこない。静かなものだ。


 ここまでやっておけば充分だろう。


「今日はこのまま帰ろう。ご飯は何がいいかな」


『ミミね、シチューがいいなぁ。あと、ポテトチップスも食べたいの』


「よーし、じゃあ今夜はシチューを食べにいこうか」


『やったー!』


 ミミのリクエストに応える形で夕食が決まる。


 大喜びのミミの両脇に手を通して掲げると、頭に乗せる。


「それじゃあ、帰ろうか」


『はーい! ミミね、パンをちぎって、シチューにつけて食べるの』


「お腹が減ってきたなぁ。ちょっと急ぐか」


『わーい♪』


 しっかりと掴まったことを確認した俺は、街へ向け駆け出した。


 喜ぶミミの声を上方から聞きながら、夕陽に染まる大地を走る。


 帰ったらシチューとボテトチップスで打ち上げだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

   

新連載は、こちらから読めます!

   

   

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ