表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/93

跳べるよ!

 終わった……? の?




 あたしのレイスの中へと潜って行ったアウラ・クリムゾン。


 あるじとして認める? って。


 魔・ギアはマナを選ぶ。一度主あるじと決めたらそのあるじが死ぬまで離れることはない。


 これは確かに魔道士の塔で習った。書物にそう書かれていた。


 でも。


 あたしには何故か、マギアキャッツアイみたいな身に覚えの無い魔・ギアが居たりしたものだから、そうして選ばれているって気はしていなかった。けど。




 なんだか釈然としない。


 やっぱりさ。最後ほとんど負けてたのに。ね?



 あたしはそのままゆっくりと地上まで降りた。


 アリアが飛んでくるのがわかる。ああ、よかった。大丈夫だった。


 走ってこちらに近づいてくるのは……、


 ああ、アーサー。と、マクシミリアン?


 うーん。どうしよっか。




(ちょっと俺はそろそろおいとまするね)


 え?


 レティさま?


(まあね、紅竜までこの中にきちゃって、少し居心地が悪いや。ドラコの奴はここがすっかり気にいっちゃったみたいだから置いていくけどね?)


 え、でも、どうやって?


(ああ。長年ね、自分のレイスの操作をしてきたわけなんだよ? ここから姉さんの中に戻るくらいは出来るさ。心配しないで)


 はう。


(まあ、俺の心配よりもね。君は君自身の事もっとちゃんと考えた方がいいかもね。じゃあね)


 そう意味深な言葉を最後にあたしの中からレティさまの気配が消えた。


 あたし自身の事って、なんだろう?


 アウラ・クリムゾンの事かな? やっぱり大変なのかな彼女を自分の魔・ギアとして使うのは。




「マリカ! マリカ! 良かった! 良かった……」


 飛んできたアリア。あたしにそのまま飛びついて抱きついて。


 やっとあたしの事呼び捨てにしてくれた? あは。ちょっと距離が近くなった気がして、嬉しい。


「もう。泣かないのアリア。あたしは無事だよ。これで、終わったんだよ……」


 あたしもその彼女の背中に左手を回して。右手で頭を撫でながら頬擦りして。




 うん。これで。この子をもとの世界に帰してあげることが出来れば万事解決なんだけどな。そんな思考がふっと浮かんだ。




 ——出来るよ!


 え?


 ——出来るよ。わたしなら、跳べるよ! そのもとの世界っていうやつ。


 え、ほんと? アウラ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新連載はじめました♪
『あたしのお母様は異世界転移ヒロインでした。』 もよろしくおねがいします♬
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ