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イシスプロジェクト。

 イシスプロジェクト。


 その言葉とこの世界の神話。


 その二つがあたしの中で重なっていく。



 そう。


 あれは最終戦争によって人が住めない核の冬となったこの星を再生させ、そして再び生命を宿す星となるようにするための。


 そしてそれまでの間、人類を存続させるための。


 そんな手段。


 あたしの友人、天城麻里子の手によって造られたマザーAI、マハロ。そのマハロによって開発されたVR世界。


 人の心、レイスをその架空の精神世界で生かしつつ肉体はコールドスリープによって何万年もの間生きながらえさせる。そんな夢物語のようなおはなし。


 そして。人々がそうして眠りについているその間。地上には地球再生のためのナノマシンを放ち。


 少しづつ、世界を創り直していく。


 自己再生と自己複製をもプログラムされたそのナノマシン“ギア”達によって、いつしか地上が人の住める世界へと戻ったとき。


 再び目覚めた人類はそこに楽園を築くのだ。そういうはなしだった。


 そして。


 プロジェクトの最初の被験者となったあたしアリシアとは別に、麻里子は宇宙そらに旅立った筈だった。


 人類を存続させる為の別のアプローチ、として。


 他の惑星への移住の可能性を見出すために。




 天翔る船。降臨した神々。


 神話に記されたその神々って、まさか。


 機械神って、もしかして……。



 ううん。だって、機械神って元々アリシアの考えた小説の世界の名前だもの。マシンメア=ハーツっていうお話世界の神だもの。


 麻里子は、マハロは、それをそのまま現実にしたってこと?


 自分達が神になったって、そういう事?





 ああ。


 頭の中が暴走してる。


 熱い……。



「アリシア!」


 最後にそんなハクアの声が聞こえたと思ったところで意識が途絶えた。心の中がオーバーヒートしたみたいに熱かった。

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新連載はじめました♪
『あたしのお母様は異世界転移ヒロインでした。』 もよろしくおねがいします♬
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