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マギア・キャッツアイ。

 帰りの馬車。


 何故かあたしの前にはアーサーが居た。


 っていうかクラウディアとコルネリア両女史はあたしのことラギレス様の再来だってうるうるした瞳で見てくるもんだから、ちょっと居心地良くなかったからまだマシかもだけど?


 じーっとあたしのこと見つめたままふわんとした笑みを絶やさないアーサーに、あたしはちょっと赤面しっぱなしで。


(やっぱり茉莉花ちゃん、アーサーのこと好き?)


 あう。マリアンヌ。


(アーサーがスネークドラゴンのブレスを浴びた時、茉莉花ちゃん、あたしの声とかたぶん聞こえないくらい動揺してたしね)


 え? あの時、そう、だった?


(けっこう呼んでたんですけどね? たぶん聞こえてなかったんじゃないかな? 無反応にも程があるって感じでしたし)


 あうあう。ごめんマリアンヌ。


(にしても。まさかマギア・キャッツアイが現れるとは思っても居ませんでしたわ)


 え? マギアキャッツアイ?


(伝説の魔・ギア。マギア・キャッツアイ。クリソベリルキャッツアイのその宝石は、それを所有することで世界の命運をその手にする、と、伝わる最上級の魔・ギアですわ)


 うん。それってラギレス様が所有してたって話の魔・ギアのことだよね?


(ええ。その魔・ギアです。それがあの瞬間、このレイスの中に突然出現したのです)


 ええーーー?


(だからその事を伝えようとがんばって大声あげてたつもりだったんですけど、伝わらなかったみたいで)


 はうあう。ほんとごめんなさい。


(そのままそのマギア・キャッツアイはわたくしたちの左眼に重なるように融合して。いまもここにありますわ)


 はう!


 じゃぁ、あの時左眼が熱かったのも……、それこそエクスプロージョンが打てたのも……、マギアキャッツアイのおかげ?


(少なくともマナをコントロールしてエクスプロージョンのエネルギーに変える事ができたのは、マギア・キャッツアイのおかげかもです)


 そっかー。


 だから。


 マギアキャッツアイに引き摺られたのかな。自然にエクスプロージョンって唱えることが出来たのも。





「かわいいね。マリカ。なんだか一人で百面相してるのも」


 はう!


「あうあう、あたしそんな変な顔になってました!?」


 あう、恥ずかしい……。


「変じゃ無いよ? かわいい顔がいっぱい変化してもっと可愛くなってただけだよ」


 にゃう。もう、いやだ。そんなこと言われたら恥ずかしくて顔あげてられない。


 もうほんとドッキンドッキンして心臓に悪いよ。

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新連載はじめました♪
『あたしのお母様は異世界転移ヒロインでした。』 もよろしくおねがいします♬
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