表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

侵入者との相対

猟銃を構えながら警戒して進む。


こんな状況ながらこの男はワクワクしていた。


それは男がFPSゲーム(銃で撃ち合うゲーム)を好んで嗜んでいたからに違いない。


更にそのゲームでスナイパーライフルで敵陣に突っ込むのが大好きな変態だったからに違いない。


だからと言って猟銃を買う時に散弾銃よりもライフル銃を選んだのでは無い...はずだ。


SPーR 208に6倍スコープつけた時と似てるじゃん!などと思ってはいないのだ。


家の侵入者がどのような凶器を持っているのかを考え、自分のFPSゲームと猟にでた時に鍛えたエイムを信じ、家の中に進む。


妙な匂いがする。


木と木が擦れる音がした。


恐らくそれは椅子を移動させた音だろうと予測し、侵入者が油断しているだろう今、突撃することにした。


カチャ


銃を相手の胴体に向け、問う。


「お前は何者だァ!?なぜここにいる!?」


インスタントのラーメンをすすろうとしている若い女がいた。


「すみませんでした」


俺がまた再び言葉を発する前に彼女は言った。


「ていうか、君は道路で倒れてた子だよね?」


「はい。疲れが溜まっていて、倒れてしまっていたみたいです。」


「帰ってくる時にまだ君があそこにいたなら助ける気でいたし、まぁ、いいか」


思考停止して変な状況も受けいれた。


「あの、人類が滅亡するまでここにおいてもらえますか?」


「いいよ」


「いいんですか?こんな怪しい人を?そんなにあっさり?」


「どうせ人類は滅亡するし、結構色んなことがどうでも良くなってさ。いいよ」


「ありがとうございます」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ