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ハジマリ
この物語は、とある女性をイメージして書かれた彼女の内側(心の中・頭の中で思ってる事)や経験談のようなお話。
『考え方』『感覚』『理解力』、そういった人の『個性』『形』を表した物語です。
彼女は、いつしか人とは少しズレた感覚に気づいてしまった。
そして、物語の幕が開くー。
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人には、それぞれその人物の『感覚』や『考え方』が備わっている。
だが、その中でも『ごく一般的な考え方』や『ごく一般的な感覚』というものも存在する。
ほとんどの人間は、『ごく一般的な』形と『自分の個性的な』形を常に持っている。
しかしながら、その『ごく一般的』に外れた人間も少なくはない。
自分の個性を常に出し続けている人間は数え切れない程に存在する。
そして、彼女もその一人だ。
けれど、彼女はそんな自分を嫌っていた。
『ごく一般的』な人達からズレてしまった事に後悔しながら日々生きている。
その『答え』を見つける為に、毎日『終わりのない永久の迷路』を彷徨い続けるのだ。